全米で同性婚が認められ、Twitter上に虹色のハートがあふれる

　米国連邦最高裁判所は6月26日、男性同士や女性同士が結婚する同性婚を、憲法上の権利と認めました。これまでは州ごとに判断が分かれていましたが、これにより同性婚を禁じる法律は違憲となり、今後は全米で同性婚が認められることになります。

　オバマ大統領は「誰であるか、また誰を愛するものであるかに関わらず、全ての人々は平等に扱われるべきだ」と祝福のメッセージを寄せています。オバマ大統領は、歴代で初めて同性婚を公に支持した米国大統領です。

　また、民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントン前国務長官も「歴史的な勝利を祝えることを誇りに思う」と、この判決を喜ぶたくさんのツイートを投稿しています。

　Twitterでは、ハッシュタグ#LoveWins（愛は勝つ）がトレンドになっています。このハッシュタグを付けてツイートすると、レインボーカラーの絵文字のハートがつきます。虹は、LGBT（レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー）の活動シンボルとして広く知られているためです。現在、米国だけでなく、さまざまな国からたくさんの虹色のハート付きのツイートが寄せられて、歴史的な判決を祝福しています。

　また、FacebookではLet's celebrate Prideのページに行くと、自分のプロフィール写真を虹色にできるキャンペーンを実施しています。

（吉岡綾乃）