ソニー・ピクチャーズ、映画「チャッピー」劇場版のカットについて発言を訂正 「監督の賛同得ていなかった」と謝罪
4月の発表後にもニール・ブロムカンプ監督に直接連絡を取るファンが現れ、発表内容と事実に食い違いがあることが判明していました。
アメリカで公開されたオリジナル版とは異なり、日本では暴力的なシーンなどをカットしたバージョンが劇場公開されていた映画「チャッピー」。劇場公開時、配給元のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントはカット編集について「監督の賛同を得た上で編集を加えた」と発言していましたが、全国公開から2カ月経った本日(7月24日)、実際には「賛同を得ておりませんでした」とTwitterで発言を訂正、謝罪しました。
「チャッピー」の編集をめぐっては、上記のとおりソニー・ピクチャーズエンタテインメントは当初、「監督の賛同を得た上で編集を加えた」としていました。しかしこれに疑問を持ったファンがTwitterで直接ニール・ブロムカンプ監督に質問したところ、監督からは「Was Never told(聞いてないよ)」との回答が。たちまちファンからは「どーなってんだ?」「これはおおごとじゃないか」など、ソニー・ピクチャーズに対する批判が相次いで噴出しました。一連の模様は、Togetter上に詳しくまとめられています。(アメリカでは映画の最終編集権は監督ではなく配給会社が持っていることが多いため、そこからすれ違いが生じたのでは、との声も)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは今回、「具体的なシーンについて監督の直接の賛同を得ておりませんでした」と、と以前の発言を訂正。「事実と異なった内容をお伝えしたこと、また、ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます」とファンに向けて謝罪しました。カットされた部分は合計で約3秒、また一部(約3秒)で映像加工も加えていたとのこと。
なお9月18日発売のDVD/ブルーレイ「チャッピー アンレイテッド・バージョン」には、アメリカで劇場公開されたものと同じノーカットの本編を収録するとのこと。DVDの価格は3800円、ブルーレイの価格は4743円(税込)。
(マッハ・キショ松)
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