ニュース

服もポーズも荒木飛呂彦ワールド全開 ジョジョ前の読切「ゴージャス☆アイリン」がファッションドールに

荒木先生が初めて描いた女性の主人公が、先生監修のもとフィギュアで蘇る。

advertisement

 「ジョジョの奇妙な冒険」で知られるマンガ家・荒木飛呂彦さんが、初めて女性の主人公を描いた作品「ゴージャス☆アイリン」。その主人公のゴージャス・アイリンが、荒木さんと集英社の監修のもと、ファッションドールとなって千値練から発売されます。7月26日開催の「ワンダーフェスティバル2015[夏]」で、千値練ブースが発表と同時に監修中のモデルを公開しました。

ゴージャス・アイリンがファッションドールとなって登場!(モデルは監修段階のもの)

 「ゴージャス☆アイリン」は、荒木さんが1985年・1986年に1話ずつ発表した読み切り作品。16歳の少女であるアイリン・ラポーナが、化粧で自己暗示することで抜群のプロポーションかつ残忍な殺し屋「ゴージャス・アイリン」に変身する物語です。今となっては「SPUR」でグッチとのコラボマンガを描くなどファッション界でも注目される荒木さんですが、アイリンの衣服やポージングはその感性が随所に見られる、荒木ワールドの起源の一つというべき作品です。

ゴージャス☆アイリン―短編集」表紙。決め台詞は「わたし……残酷ですわよ」

 ファッションドールでは、アイリンをおよそ6分の1スケールとなる全高約28センチの素体で表現。初の変身シーンで着ていたワンピースを、布製のドレスで再現して身にまとわせました。顔のタッチは80年代の原作よりも現在の荒木さんの作風に近く、白黒で描かれていた髪や唇、イヤリングなどもオレンジや水色など華やかに彩色。まさにアイリンが現代に蘇ったかのよう。

advertisement
元祖「ジョジョ立ち」とでもいうべき、体をひねり美しいボディラインを生み出すポージング

 可動部はあえて首・肩・腰・股の関節だけに。膝や肘も曲げるようにすると腕や足の美しさが崩れてしまうということで、固定することでアイリンのプロポーションの再現を追求したそうです。

関節のない足がこれまたキレイ。ナイフ(右)など小物も充実しています

 小物としてハイヒール、口紅、ナイフも付属。発売日と価格は未定です。企画開発者のTwitterによると、「シリーズで集めていくと着せ替えやアクセサリーが交換出来る様にしたいです……いろいろポージングさせてアイリンのファッションショーをやりたい」といった構想もあるとのこと。最終的にどのような形で発売となるのか、詳細がバァァァーン(※アイリン変身効果音)と出るのが待たれます。

黒木貴啓

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. そうはならんやろ “0円の画材”と“4万円の画材”、それぞれでジョーカーを描いてみた結果に驚き【海外】
  2. マクドナルド、兎田ぺこらとのコラボ匂わせ→斜め上の解釈で生まれた“架空のキャラ”に爆笑 「それにしか見えないw」
  3. 「ジオング」を“貴婦人風”に徹底アレンジした結果…… 2年がかりの“超大作3DCG”に反響 「立体化してほしい」
  4. 心身不調の壇蜜、1年の“30%以上が入退院”な難事に本音吐露 次々襲うネガティブ変化に「難所は多種多様」「長生きって難しい」
  5. 100均のクッションゴム、まさかの使い方に目からウロコ 家中の“プチストレス解消法”に「思いつかなかった!」「これはすごい」
  6. 「普通に失礼だとか思わないんかな」 小浜線公認キャラの展示パネルを覆うように“貼り紙”で謝罪 観光協会「不快な思いをさせた」
  7. 売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪
  8. 大竹しのぶ、お別れ近づく“孫娘”と笑顔のペアルック 10年後の17歳でも「私達の事覚えていてくれるかなぁ」
  9. 患者から「相談しづらい」と言われた男性医師が決断→イメチェンした爽やかな姿に「うぇ!? 同じ人!?!?」「髪型変えると表情も変わる」
  10. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】