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会田誠さんの作品 改変撤去なく都立現代美術館で展示が継続
会田さんがTwitterで発表し、都立現代美術館も認めました。
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現代美術家の会田誠さんが都立現代美術館から展示中の作品2点の「撤去要請」を受けたと公表した騒動(関連記事)。7月31日、これらの作品が引き続き「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展において改変なく展示されることが決定しました。会田さんが同日にTwitterで発表し、同館にも確認が取れました。
都立現代美術館によると、31日に同館で会田さんと職員などで話し合いの場を設けて決まったとのこと。当該の作品には撤去も改変もしないことを美術館側が話したところ、会田さんも了解したそうです。話し合いの場には、企画展の担当キュレーターである藪前知子さんと、「撤去要請」を求めてきた2人として会田さんが公表していたチーフキュレーターの長谷川祐子さんと企画係長の加藤弘子さんも同席しました。
会田さんは15時ごろTwitterで「都現美『子供展』に出している会田家の作品は、何の変更もなく展示が続けられることが決まりました。取り急ぎご報告まで」と報告。作品は会田さんの家族3人で制作した「檄」と、会田さんが昨年制作したビデオ作品「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」です。開催期日である10月12日まで展示されます。
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(黒木貴啓)
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