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消火活動を妨害したドローンに7万5000ドルの懸賞金 火災現場での「野次馬ドローン」問題が深刻化
緊急時のドローンの扱いにはくれぐれも注意。
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火災現場に飛んでいたドローンの影響で消火活動に遅れが出る問題が相次いでいるカリフォルニア州サンバーナーディーノが、消火活動を妨害したドローンに合計7万5000ドルの懸賞金をかけることを発表しました。
アメリカでは現在、火災現場に飛ばされる「野次馬ドローン」によって、消火活動が遅れる問題が続出。大規模な火災では消火用航空機などを用いた空中消火が行われますが、ジェットエンジンにドローンが巻き込まれて飛行機そのものがクラッシュする可能性があるため、飛行機近くのドローンは大変危険な存在になります。さらに現在の法律では緊急時でもドローンを破壊することはできないため、結果として消火活動に遅れが生じて被害が拡大してしまうという問題につながっています。
サンバーナーディーノでは今年3度もこうした事件が起こっており、ついに野次馬ドローンの操縦者を発見した人にそれぞれ2万5000ドルの礼金を出すことを決めました。また、消火活動を妨げたことで誰かの死につながった場合、ドローンの操縦者は「殺人で起訴される可能性もある」と厳しく警告。同時に災害現場でのドローンに関する法律についても整備を急いでいます。
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