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太平洋戦争で特攻兵器として使われた潜水艇「海龍」が下田沖で見つかる

物資不足のために魚雷は装備されず、特攻兵器として使われました。

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 静岡県下田市の下田港灯台沖約250メートル、深さ約35メートルの海底で潜水艇「海龍」とみられる船体が見つかったと、海洋調査会社「ウインディーネットワーク」が10日に発表しました。

下田沖海底に沈む「海龍」とみられる船体

 「海龍」は旧海軍が太平洋戦争中にアメリカ軍の本土上陸を阻止するため開発した2人乗りの潜水艇。2本の魚雷が積める構造になっていましたが、物資不足のために魚雷は装備されず、先端に爆薬を積んだ特攻兵器として使われました。

 長さ約17メートル、直径約1メートルという特徴や、船体の状況から、座礁した「海龍」である可能性が高いということです。

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 同社の杉本社長は、水中で70年が経過したことを考えれば保存状態は良い、と述べており、今後、引き揚げ可能か検討するとのことです。

画像提供:ウインディーネットワーク

笹原新之介

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