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TBS、池井戸潤の「下町ロケット」テレビドラマ化 阿部寛・土屋太鳳出演で10月開始

ドラマ後半は10月から連載される「下町ロケット2」と同時進行する異例の試み。

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 池井戸潤さん原作の小説「下町ロケット」がTBS「日曜劇場」枠でテレビドラマ化される。主人公・佃航平役は阿部寛さん、その娘役にはNHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務める土屋太鳳さんが抜擢された。

 主演を務める阿部さんがTBSの連続ドラマに出演するのは2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来、5年ぶりとなる。監督はドラマ「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」も手がけた福澤克雄監督。

 「下町ロケット」は文庫版を含め累計127万部を超えるベストセラーを記録している。「オレたちバブル入行組」をはじめとする半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を送り出す池井戸さんの著書の中でも代表作との呼び声が高い。

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 宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平は、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した下町の工場を継ぐことになった。小型エンジンを主力とする「佃製作所」の社長として第二の人生をスタートさせたが、宇宙への夢は捨てきれずにいた。自分の夢と、会社経営という現実の壁に挟まれる佃は……。

 10月からは朝日新聞朝刊で池井戸さんによる連載小説「下町ロケット2」の連載が開始される。10月放送開始のドラマは全10話の予定で、前半を「下町ロケット」、後半を「下町ロケット2」を原作とし映像化する予定。物語の後半からは、ドラマと新聞連載が同時進行するという異例の試みとなる。

阿部寛さんコメント

 私が演じる佃航平という人物は、町工場の社長として社員のことを考えながらも、自分の夢に向かって突き進んでいく男。自分を貫くということは時として煙たがられてしまうこともありますが、そこで卑屈にならないで、良い物を作っていくという姿勢に役者として共感します。 会社の経営者として、弱いところと強いところを併せ持つ等身大の役を演じるのは初めてなのですが、 「佃航平=阿部寛」と思われるような作品になればうれしいです。

土屋太鳳さんコメント

 TBS「日曜劇場」の時間には、たくさんの感動や元気をもらってきました。時代を超えて年代を超えて、いろいろな人の生き様を感じてきた時間……その時間に出演させていただくこととなり、心も体も引き締まる思いです。日本を支える「ものづくり」の心と技術への情熱を、役と一緒に見て、聞いて、全力で感じたいと思います。

原作・池井戸潤さんコメント

 阿部寛さんが主人公・佃航平をどう演じられるのか、ドラマ「半沢直樹」と「ルーズヴェルト・ゲーム」でお世話になった福澤克雄監督がどんな世界を展開されるのか、一視聴者として楽しみにしています。阿部さんと土屋太鳳さんとの父娘ぶりも、見どころのひとつですね。

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