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恋人が突然16センチに 名作「南くんの恋人」が2015年ドラマ化、11年ぶり4度目 ラストも原作と異なるものに

南くんもイケメンで学力優秀キャラという設定。

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 彼女が突然身長16センチになってしまったら……? 内田春菊さんの人気漫画「南くんの恋人」が、2015年にフジテレビ系でドラマ化されることが決定した。同作のテレビドラマ化は11年ぶり、4度目となる。タイトルは「南くんの恋人〜my little lover」。


 「南くんの恋人」は、1986〜1987年に月刊漫画ガロで連載された内田さんの代表作。男子高校生の南くんは、突然身長16センチに小さくなってしまった恋人の堀切ちよみを自宅の部屋やポケットの中にかくまうことになる――という不思議な生活を描いた青春恋愛ドラマだ。2人の距離が縮まる様子、ちよみが元に戻るかどうかなど物語の進展に引きこまれるなか、最後に訪れる衝撃の結末は連載当時に賛否両論を巻き起こした。

画像画像 「南くんの恋人〜my little lover」の南瞬一役・中川大志(左)と堀切ちよみ役・山本舞香(右)

 今回のドラマ化では主人公の南瞬一役に、ドラマ「水球ヤンキース」「地獄先生ぬ〜べ〜」にも出演した若手俳優・中川大志が決定。堀切ちよみ役は、映画「暗殺教室」や「Zアイランド」などに出演中の山本舞香が務める。スタッフも2015年に大ヒットしたドラマ「イタズラな Kiss2 〜Love in TOKYO」を手がけた面々が再集結する。

画像 歴代の主役に人気俳優が多いのもあって、今回選ばれた2人がどのような演技を見せるのかも気になるところ

 ストーリーは原作から変えて、おっとりしていた南はイケメンで学力優秀という設定に。隣家に住むムードメーカーでダンスが好きなちえみは、南と幼なじみで初恋の仲だったが、彼の父親の失踪がきっかけで数年間まともに口を利いていない。そんなある日、ちよみは進路をめぐって両親と喧嘩。嵐のなか家を飛び出し「幼い頃に戻りたい」と願ったところ、突風が吹き落雷が。なぜかちよみは15センチ(原作は16センチ)にまで小さくなってしまう。偶然ちえみを見つけた南は「誰にも知られたくない」という彼女の願いを聞き入れ、自宅へと連れ帰り不思議な同棲生活が始まる、という内容だ。

 内田さんはドラマ化について「いただいた台本を読んでいて、現実にはむずかしいからこそ愛を誓うことが大切なのだということを痛感し、しみじみと感動(反省を含む)しました。とてもロマンチックで感動的な仕上がりになるはずですので、みなさんどうぞお楽しみに」とコメントを寄せている。

 衝撃のラストシーンも、原作とは異なるものになっているとのこと。2013年に内田さんが原作の続編となる「南くんは恋人」を連載してからは初のドラマ化だ。一体どのような物語になるのか注目したい。


黒木貴啓


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