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茨城県取手市、マイナンバーを住民票に誤って記載し発行 69人分中3分の1がそのまま提出
本来マイナンバーは希望したときしか住民票に記載されないシステム。
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茨城県取手市が10月5日から9日まで、住民票自動交付機の設定ミスでマイナンバーを記載した住民票を69人分発行したことが分かりました。受け取った人にはすでに公共機関や勤務先の民間企業、その他民間企業へ提出した人もおり、市では住民票が第三者に渡っていないか調査しながら回収・差し替えに努めています。
マイナンバーは住民からの希望があったときのみ住民票に記載するよう、各自治体は対応しています。また現時点でマイナンバーは、社会保障、税、災害対策の手続きで行政機関に提供するなど、番号法で定められた目的以外で他者に提供することは禁じられています。マイナンバー制度が始まる2016年1月1日を前に、さまざまな機関へ提出する住民票に記載されてしまうと、第三者へマイナンバーが渡る可能性が大きくなってしまいます。
取手市で設定ミスが発覚したのは10月9日。利用者から「交付された住民票にマイナンバーが記載されているが大丈夫か」と指摘がありました。市には本庁舎と藤代庁舎に1台ずつ自動交付機があり、2台とも設定ミスがあることが判明。マイナンバーの通知が始まった5日に委託業者へ自動交付機の設定を変更してもらったのですが、住民票が正しく発行されるかの確認が不足していたそうです。
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発行した69人分の住民票のうち、公共機関へ提出してしまった人が9人、勤務先の民間企業が7人、そのほか民間企業が7人。未提出ですでに差し替えた人が22人、差し替え予定が19人。まだ連絡がつかない人が2人です(12日時点の状況)。
(黒木貴啓)
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