11月1日は紅茶の日 おいしい紅茶ですっきりと新しい月を迎えましょう
そろそろティータイム。
ちょっとティータイム 幸せはおいしい紅茶とお菓子から
11月1日は紅茶の日。その由来は大黒屋光太夫(江戸時代後期の伊勢国白子、現三重県鈴鹿市の港を拠点とした回船の船頭)が漂流してたどり着いたロシアに滞在している際、女帝エカリーナ2世にお茶会に招かれ、日本人として初めて本格的な紅茶を飲んだという逸話に基づいて日本紅茶協会が1983年(昭和58年)に11月1日を「紅茶の日」と定めました。
大黒屋光太夫は、ロシアに漂着し、帰国した最初の日本人でした。
紅茶とは
お茶の葉はツバキ科の仲間で「カメリア・シネンシス」と呼ばれる亜熱帯性の植物です。紅茶も緑茶もウーロン茶も、同じ茶葉の新芽と、2枚あるいは3枚の若葉から作られます。これを、一芯2葉 あるいは、一芯3葉といいます。
緑茶は不発酵茶
紅茶は発酵茶
ウーロン茶は半発酵茶と呼ばれます。
同じ葉でも違う製法でつくられるので、それぞれ違う種類のお茶になるのです。
紅茶の効能
紅茶はアルカリ性食品です。アルカリ性食品には、牛流、キャベツ、にんじん、大豆などがあり、血液を中性~弱アルカリ性に保つ性質があります。酸化した体をアルカリ性に変えてくれ、疲れた頭をすっきりさせてくれます。
紅茶の主成分の一つである「アルカロイド」(カフェイン)の働きには、大脳の自律神経を興奮させる作用、疲労回復、利尿作用などがあります。
人間のエネルギー減はグリコーゲンと脂肪、たんぱく質ですが、運動の前や運動中に紅茶を飲むと、紅茶のカフェインによって脂肪が先に燃焼されます。脂肪の燃焼によってダイエットの効果も見込めます。
紅茶に含まれるタンニンは、抗がん作用、抗酸化作用(老化の予防)があるといわれています。
美味しい紅茶のいれ方(ゴールデンルール)
- お茶はミネラルウォーターでなく、水道の蛇口から新しくとった水から沸かします。
汲みたての新鮮な水は空気をたっぷり含んでいて、水が沸くにつれて「対流」を、促進します。
- ティーポットはあらかじめ温めておきましょう。
- 茶葉の量は、1杯あたり、2.5グラムから3グラム
- ティースプーンに1杯くらいが目安です。
- 沸騰したお湯をポットに注ぎます。紅茶の大切な成分のひとつであるタンニンは、熱湯でないと抽出されにくいのです。魔法瓶のお湯や、火をきってからしばらくおいたお湯では、紅茶はおいしく入れられません。
- ポットの中でお茶をジャンピングさせましょう。ジャンピングとは、お湯で、茶葉をぐるぐるとポットのなかで回すように対流させることです。
- ポットにティーコジや、乾いたタオルなどをかぶせ、冷えないようにし、3分間ほど、紅茶を蒸らします。
3分たったら、茶こしで紅茶をこし、それぞれのカップに紅茶の色が均一になるように回し注ぎます。ポットのお茶は、最後の1滴まで注ぎきります。これをゴールデンドロップといい、入れることで味がスッキリと引き締まります。メインゲストに、最後の一滴をいれることが最高のおもてなしなのです。
午後3時のティータイムは自分へのプレゼント
木の葉が色づき、肌寒くなってきたこの季節暖かいものが恋しくなります。大黒屋光太夫も、寒いロシアで、飲んだ紅茶はとてもおいしかったでしょうね。
あわただしい一日の午後、おいしいお茶をゆっくり入れ、お気に入りの、ケーキなどめしあがってはいかが? 紅茶の成分と効用でほっとしたひと時をすごせば、また、頑張る気力がわいてきそうですね。
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