ミステリー翻訳家・小鷹信光さん死去　日本でのハードボイルド作品発展に尽力

　ミステリー翻訳家・作家の小鷹信光さんが12月8日、亡くなったことが分かりました。79歳でした。

　小鷹さんは、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーなど、数多くの海外ハードボイルド作品を翻訳。松田勇作さん主演のテレビドラマ「探偵物語」の原案・小説版も手がけるなど、日本におけるハードボイルド研究の第一人者として知られていました。

　がんを患っていた小鷹さんは先週まで仕事を続けており、最後まで自宅で過ごしたとのこと。娘のほしおさなえさんはTwitterで「父と関わってくださった皆様に感謝いたします」とメッセージを投稿。また、ほしおさんの夫である思想家の東浩紀さんもTwitterで「親族である以上に、同じ物書きとして教わることが多い方でした」など、思い出と尊敬をつづった追悼文を掲載しています。