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海に沈んでいた日本海軍の「二式水戦」が撮影される ほぼ原型を保った状態

2015年6月に発見され、その後放置されていた機体が初めて撮影されました。

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 水中写真家の戸村裕行さんによるOcean Planetが、ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島近海に沈んでいた日本海軍の「二式水戦」をメディアとして初めて撮影したことを発表しました。

撮影された二式水戦(斜め上から)
撮影された二式水戦(正面)
撮影された二式水戦(操縦席)
戸村さんが撮影した動画

 「二式水戦」は第二次大戦中に大日本帝国海軍が使用していた水上戦闘機。終戦時には24機が残存していたとされますが、処分されたために現存する機体はありません。今回水中で撮影された戦闘機は2015年6月、地元住民が作業中に偶然発見したものですが、その時には機体を判別できず放置されていました。撮影された写真は軍事専門誌「丸」の鑑定により、「二式水戦」であると判定されています。

軍事専門誌「丸」

 発見された場所は水深約29メートル。ここに沈んだ経緯は明らかになっていませんが、70年以上この場所に沈んでいたと考えられています。この機体は中央部のフロートなどの破損以外、ほぼ原型を保ったままとなっており、非常に貴重なものとのこと。

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 チューク州は沈船だけでも30隻以上みることができるなどダイビングのメッカとして有名なスポットで、入海料を払って沈んでいる航空機や船を見られます(引き上げは禁止)。ただしこの「二式水戦」が沈んでいる場所は私有地のため、許可なく潜ることは現在禁止されています。今後一般のダイバーが潜れるようになるかどうかは未定とのことです。

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