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「サルの自撮り写真」の著作権めぐる訴訟 判事が動物に著作権ないとの見方
「サルの自撮り写真の著作権はサル自身にある」という動物愛護団体PETAの主張は退けられた形。
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「サルの自撮り写真の著作権はサル自身にある」として動物愛護団体PETAが起こしていた訴訟で、裁判所は動物に著作権はないとの見方を示しました。
訴訟の対象となっているのは、イギリスの写真家デイビッド・スレスターさんが2011年に公開したサルの自撮り。インドネシアを訪れていたスレスターさんがカメラから離れた間にサルの「Naruto」が撮影したもので、当時大きな話題になりました。
PETAは昨年9月に「米著作権法では動物が著作権を持つことを禁止していない」として訴訟を起こし(関連記事)、同団体が自撮り写真の利益をNarutoのために管理することを主張していました。
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今回、米国の地方裁判所判事は、米国議会と大統領が著作権法の保護を動物にも拡大することは可能だが、同法には彼らがそうしたとは示されていないとする暫定意見を示しました。PETAの主張は否定された形ですが、裁判所はPETAに訴状を修正する期間を20日間与えています。
スレスターさんは「訴訟はほぼ棄却された」とFacebookでコメント。PETAは「Narutoとその仲間のために戦い続ける」と述べています。
スレスターさんはNarutoの自撮り写真の著作権は自分にあると主張していますが、これに対して、米著作権局の「動物や植物による作品は登録しない」との方針を引き合いに、「Narutoの自撮りに著作権はない」として写真を利用している人もいます。スレスターさんは「米著作権局は私の写真に対して判断していない」と語っています。
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