ニュース
国土地理院、外国人向けに地図記号 寺院は「卍」でなく三重の塔に
「アンケート調査でナチス・ドイツを連想させるという意見が多数あり、不適当と判断」との理由から。
advertisement
国土地理院は、外国人に分かりやすい地図表現を目指し、外国語版地図の記号案についての意見募集を行っています。
同院では2020年の東京五輪に向け、「外国人にわかりやすい地図表現検討会」を設け、地名などの英語表記ルールや外国人に分かりやすい地図記号を検討していました。ホテル、レストランなど外国人がよく訪れる場所などについて、外国人へのアンケートをもとに作成した18種類の地図記号を提案しています。
例えばホテルはベッドのマーク、コンビニはサンドイッチとドリンクとナイフ。寺院については日本語地図では「卍」マークとなっていますが、外国語版地図では「アンケート調査でナチス・ドイツを連想させるという意見が多数あり、不適当と判断」したとの理由から、三重の塔のマークになっています。
advertisement
意見募集は2月7日まで行い、具体的な地図記号を2015年度中に決定する予定です。
関連記事
ファッションセンターしまむらが「鉤十字」デザインの商品を販売、消費者からの指摘を受け販売停止に
8月19日にネットで一騒動になっていました。朝日新聞、記者のTwitter投稿めぐり謝罪 ナチス旗掲げるデモ写真に「安倍政権支持者」
朝日新聞は不適切なツイートを投稿した記者を「公認記者」から外す措置を取る。Ingress運営、ナチス強制収容所に関するポータルを削除 「Ingressの精神に合わないものだった」と謝罪
ホロコーストの生存者や遺族らから批判が寄せられていたようです。国土地理院、水害の被災前後を写真で比較できるサイト公開
茨城県の常総地区や宮城県の大崎地区など、被災前後の写真を比較できるサイトを公開した。国土地理院、避難所などを表示する地図記号を発表
今後順次更新していく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.