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ファッションセンターしまむらが「鉤十字」デザインの商品を販売、消費者からの指摘を受け販売停止に

8月19日にネットで一騒動になっていました。

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 衣料品チェーンの「しまむら」で、ナチスのシンボルだった「ハーケンクロイツ(鉤十字)」のマークが入った商品が販売されているとして、ネットで物議をかもしていました。同社に問い合わせたところ、8月20日より当該商品の販売を停止。「事実関係を調査する」としています。

画像 発端の投稿

 指摘があったのは19日午後2時すぎ。Twitterユーザーが写真付きで「しまむら、鉤十字デザインのネックレス付きタンクトップ売ってた。店員さんに『このデザインは使ってはいけない』とお話しましたが、「はぁ……」という感じの素っ気ない対応。意見を上に伝えてくださいと頼んだけど、ちゃんと伝えてくれるかな……」と投稿。

画像 ファッションセンターしまむら

 同ツイートが拡散されると、「確かに商品として相応しくない」といった同意する意見や、「日本で使う分には良いのでは」「過剰反応だと思う」「思想警察だ! 逃げろ!」など疑問視する意見が寄せられ(参考:Togetterまとめ)、ネットで大きな注目を集めていました。

 しまむらによると、消費者からの指摘を受けて、現在仕入れた経緯を含めて調査中。今後はその結果を踏まえて対応するようです。

画像 1935年〜45年のドイツ国旗

 鉤十字は、そもそもは古代からあるデザインですが、1920年にナチスが党のシンボルに採用。1935年〜1945年までドイツ国旗として使用されました。第二次世界大戦後は過去への反省から、ドイツでは公共の場で使用することは禁じられています。

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