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ジブリ美術館、入場券の転売対策 夏休みシーズンで記名式チケットの先行抽選販売を実施
購入希望者の多い夏休みシーズンに、公平な販売機会を提供したいとのこと。
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三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)は2016年7・8月の入場分において、券面に購入者の名前を記載したチケットを先行抽選販売することを発表しました。チケットの買い占めや転売が起こっている事例を省み、来館希望者へ購入機会を公平に提供するための取り組みとしています。
同館は2006年にオープンしたスタジオジブリの世界観を体験できる施設。館内に快適な空間を確保するため、入館者数に定員が設けてあり、事前に日時指定のチケットを予約・購入しなければ入館できない仕組みになっています。夏休みの時期はチケット購入希望が集中するため、チケットが取れないといった意見が寄せられる一方、チケットを買い占めてオークションサイトで転売しているとみられる事例も多く確認されていました。
そこで昨年の夏休みシーズンに同館初となる先行抽選販売を実施したところ一定の効果が得られたので、今年も毎月10日の「一般販売」に加えて導入することに。さらにはチケットは購入者と来場者が同一であることが確認できる記名式にします。入場時に身分証による本人確認をする場合があり、転売チケットだと分かった際には入場を断るそうです。
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先行抽選販売はローソンチケット公式サイトか電話(0570‐084‐639)から申し込みが可能。7月入場分の受付は5月25日12時から31日まで、8月入場分は6月25日12時から30日までです。一般発売は7月分が6月10日10時から、8月分が7月10日10時から開始。発売価格は大人・大学生が1000円で、詳細は公式サイトで公開中です。
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