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地味すぎるぞこれ 「走れメロス」をひたすら書き続ける競技「走れメロス走」があまりにも過酷

4時間37分45秒で完走。

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 「走れメロス」といえば、言わずと知れた太宰治の名作。この「走れメロス」を使って行う謎のスポーツ、その名も「走れメロス走」の実況・解説つき動画がYouTubeで公開中です。

 まずは普通の徒競走のようにスタート位置につく3人の男女。手に「走れメロス」の本を持ったまま、一斉に走りだす3人。そのまま、なぜかレーンに敷かれていた長い紙に「走れメロス」の冒頭である「メロスは激怒した」を書き始めます。どうやら「走れメロス走」は「走れメロス」全文を書き進み、そのタイムを競うようです。過酷すぎる。

普通にスタート位置につく3人
なぜか用意されている長い紙
「走れメロス」の冒頭を書きはじめます

 なお出場選手は、区役所勤務で書道の有段者の野村選手、陸上で国体出場経験のある小柳選手、受験を控えている遠藤選手の3人。書道も陸上も関係ないし、遠藤選手に関してはこんなことやめて早く勉強しろとしか言えない。

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書道が得意な野村選手、スーツでの参戦です
陸上の得意な小柳選手、スポーティないでたちで参戦
受験を控えた遠藤選手。勉強しろ
実況「私、早くも実況に不安を感じております」……気持ちは分かる

 なお、「走れメロス」はおよそ1万文字。317文字目に登場するメロスの親友「セリヌンティウス」が「センヌリティウス」になってしまったり、トイレ休憩のためにレーンから外れたり、普通の徒競走では絶対に見られない珍プレーが次々飛び出します。あと、旗を持った審判がいる理由が知りたい。

30分が経過し、「セリヌンティウス」にさしかかる
「センヌリティウス」という痛恨の書き間違い
途中でトイレ休憩にも
審判が必要な理由が知りたい

 そしてスタートから4時間37分45秒、レーンに敷かれた紙が風で煽られるなどアクシデントを乗り越え、受験生の遠藤選手がゴールしました。

コートを着込んで寒さをしのぐ小柳選手
そんな中、トップでゴールしたのは遠藤選手

 実はこの動画は、宣伝会議が開催しているオンラインの動画コンテスト「Brain Online Video Award」で審査員特別賞を受賞した動画。使用されているボールペンはパイロットのアクロボールというボールペンです。「駆けるように書ける」、そんなこちらのボールペンをみなさんも使ってみてはいかがでしょうか。

駆けるように書けるボールペン
ウイニングランというさらなる苦行も用意されていたようです

イッコウ

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