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「アナ雪」続編でエルサに「彼女」求める声 ハッシュタグ「GiveElsaAGirlfriend」が賛否両論

ハッシュタグが登場した経緯をまとめてみました。

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 一大ブームを巻き起こしたディズニー映画「アナと雪の女王」が、ネット上で新たな論争を巻き起こしています。

 きっかけとなったのはTwitter上で拡散されている「#GiveElsaAGirlfriend」というハッシュタグで、先日決定した「アナと雪の女王」の続編にエルサの彼女を登場させてあげてほしいというもの。なぜこのような意見が出てきたのか、経緯をまとめてみました。

論争の的となっているエルサ(アナと雪の女王HP:キャラクターより引用)

 実は「アナと雪の女王」には公開当初から、「LGBTの人たちに向けたメッセージが込められているのでは?」という説が浮上していました。

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 主人公であるエルサは、ある経験から自分の力を封印し、お城でひっそりと暮らしている――という設定なのですが、一部のファンが「これは、“クローゼットに閉じこもる”の暗喩では?」と指摘。“クローゼットに閉じこもる”とは、主に海外で使用される表現で、性的マイノリティーの人々が世間に向けて性的指向を明かさない状態を指します。

一世を風靡した「Let It Go」の原曲

 また、「レリゴー」で一世を風靡したテーマソング「レット・イット・ゴー」については、「何を言われるのかは、もう気にしない」や「あきらめない」といった原曲の歌詞から“カミングアウトソング”という解釈をしている人もいました。

アナを手助けしたクリストフ(アナと雪の女王HP:キャラクターより引用)

 さらに作中登場する男性キャラクターのクリストフについては、ゲイであることを公表しているジョナサン・グロフさんが声優を務めており、ディズニーがゲイを公表している声優さんを起用するのは史上初といった声も聞かれ、ディズニー側が意図したのかどうかは別としてもさまざまな考察が行われているようです。

 そんなアナ雪に持ち上がった「#GiveElsaAGirlfriend」騒動。きっかけとなったのは、1人のファンが投稿した「Dear @Disney,#GiveElsaAGirlfriend」というツイートです。

 「親愛なるディズニー様。どうかエルサに彼女を」のメッセージに世界中のアナ雪ファンが反応し、Twitterでは賛否両論があがっています。

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Twitterでの肯定派意見

問題提起のきっかけとなったツイート
子どもたちへのメッセージ性という点で肯定的な意見
LGBTの子どもたちへ何もおかしなことはないよと著名人もコメント
騒動を冷静に分析するコメント

 今回の騒動について「エンタメ業界の先駆者であるディズニーがLGBT問題に介入すれば画期的」との見方から海外を中心に肯定的な意見が大半を占めているようです。

 特に「ディズニー映画でLGBTの在りかたを示すことにより、子どもたちにLGBTは異端ではなく自然であると示すことができるのは」という意見が多く見られました。

Twitterでの反対派意見

映画の中で同性愛的なサインあったっけ? という懐疑的な意見
恋愛成就以外のエンディングを支援する声
“O”の数が反対意見の強さを表しているようなコメント
エルサの性格を考えて、「放っておいてあげなよ」という意見も

 一方で、「#GiveElsaAGirlfriend」に対抗した「#LeaveElsaAlone(エルサのことは放っといて)」というハッシュタグも誕生しました。

 単純にLGBTを否定するような保守的なコメントだけでなく「無理に恋人設定を作らずにエルサの性格を考えて放っておいてあげたほうがいい」という意見や、「ファンの妄想設定を公式に押し付けてはいけない」といった声も多く、作品を思うゆえにお互いの意見が拮抗しているようです。

 今のところディズニーは沈黙を守っていますが今回の騒動が続編に影響を与えるのか、またどのような作品が完成するのか。「FROZEN2」の公開を世界中のファンが待ちわびています。

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(Kikka)

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