ニュース
スタジオジブリ最新作、カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」特別賞を受賞
マイケル監督による「レッドタートル ある島の物語」での受賞となりました。
advertisement
フランスにて、5月11日(現地時間)より開催されている第69回カンヌ国際映画祭。そこで、「ある視点」部門に正式出品されていたスタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」が5月18日に公式上映、その後地元メディアに絶賛されるなか、「ある視点 部門」特別賞を受賞しました。
「レッドタートル ある島の物語」は、短編アニメでアカデミー賞などの賞を多数受賞しているマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督による作品で、アーティスティック・プロデューサーとして高畑勲監督も参加し、8年という長い時間をかけて制作。マイケル監督はコメントで、「この映画をまだ見ていない人はいつか見てください。これはスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう!」と受賞の喜びとともに高畑監督への感謝を述べています。
作品の主人公は、嵐の中海に放り出され、無人島にたどり着いた男。脱出を試みるも戻されるという絶望的な状況の中、人の女が現れた――というストーリーで、その映像と音の詩情が高く評価され、「映画そのものが特別なもの」ということで受賞が決定しました。
advertisement
公式サイトでは特報動画が公開中で、日本では9月17日より全国でロードショーとなります。
また、同じく「ある視点」部門では深田晃司監督の「淵に立つ」も審査員賞を受賞しています。
(宮原れい)
関連記事
ジブリ作品手がけたアニメーター、二木真希子さん死去
「風の谷のナウシカ」などに携わっていた。仏ゲームクリエイターがジブリや宮本茂作品をオマージュ 「Lynn and the Spirits of Inao」がクラウドファンディング開始
音楽もしっかりジブリテイスト。「ジブリの大博覧会」今年は夏のヒルズで開催 「空とぶ飛行機展」や新作「レッドタートル」の展示が気になる
「空への憧れ」を表現した「空とぶ飛行機展」。ラピュタか紅の豚か風立ちぬか……!?「となりのトトロ」のLINEスタンプ登場! ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが描き下ろし
ほんとだもん! ほんとにスタンプになったんだもん!ジブリが使用したアニメ制作ソフト「Toonz」、ドワンゴがオープンソース化し無償公開
3月26日に公開。ジブリ、鳥獣戯画に命を吹き込む 絵巻物がそのまま動くアニメCMを製作
丸紅新電力とのタイアップCM。ジブリ美術館、初の長期休館を実施 大がかりな改修工事のため
5月9日から7月15日までの約2カ月、お休みに。ジブリ美術館、入場券の転売対策 夏休みシーズンで記名式チケットの先行抽選販売を実施
購入希望者の多い夏休みシーズンに、公平な販売機会を提供したいとのこと。「思い出のマーニー」アカデミー賞にノミネート
ジブリ作品のノミネートは3年連続。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.