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アニメや洋画にたびたび登場する謎の数字「A113」 その謎を解き明かすYouTubeムービーがなるほど

謎の数字「A113」が示すものとは一体。

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 アニメや映画にたびたび登場する数字「A113」を知っていますか。「A113」はほんの一瞬だけ映り込んだり、小道具のデザインに使われていたりとさまざまなな登場の仕方をする“記号のようなもの”なのですが、その謎に迫るYouTube動画が公開されました。

「A113」の謎を解き明かすYouTube動画

 「A113」が登場する作品は非常に多く、例えばアメリカの国民的アニメ「ザ・シンプソンズ」では、主人公のバート・シンプソンが警察のお世話になった際に、持たされているプラカードの番号が「A113」。また2012年公開の大ヒット映画「ハンガー・ゲーム」のワンシーンにも小さいながら「A113」が登場しています。

アニメのワンシーン。貨物車の車体に「A113」
アニメ「ザ・シンプソンズ」に登場するウィガム署長の後ろのパトカー。ナンバーが「A113」
「A113」はあらゆるところに現れる。アニメ「ザ・シンプソンズ」の主人公バートなんて手で持っちゃてる
映画「ハンガー・ゲーム」にも登場。見えにくいが「A113」が右下に隠れていた
映画「ミッション:インポッシブルゴースト・プロトコル」には小道具で登場! 芸が細かい

 実は「A113」とは、アメリカ・カリフォルニア芸術大学(カルアーツ)に実在する教室の番号で、同校を卒業したアニメーターや映画関係者らがジョークとして使っている記号のようなもの。

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 このアイデアを最初に使ったのはアニメ「ザ・シンプソンズ」第1シーズンで制作監督を務めたブラッド・バード氏。彼が自身初の実写映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」で監督を務めた際には、作中重要な意味合いを持つ指輪に「A113」の文字が刻まれていました。 

ここが「A113」の原点。卒業生には映画「カーズ」などで監督を務めたジョン・ラセター
ティム・バートン監督(左)やアイデアの発案者でアニメ・映画監督のブラッド・バード(右)も卒業生

 またピクサー・アニメーション・スタジオを率いるジョン・ラセターもカルアーツの出身者であることから、ピクサーの長編アニメ映画にも必ずといっていいほど「A113」が登場することはファンの中ではおなじみとなっているようです。

「ファインディング・ニモ」や「カーズ」といったピクサー全作品にも登場する「A113」

 アニメ業界の大物たちがそのキャリアをスタートさせた「A113」号教室。残念ながら現在はグラフィックデザインのスタジオとして使用されているそうですが、アニメや映画を観る際に「A113」が隠れていないかチェックしてみると、また違った楽しみ方ができそうです。

(Kikka)

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