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「トラを何度もムチ打っている」とPETAに告発されたカナダの動物園、閉園を決定
園長がトラを何度もムチ打っているとして、昨年PETAが動画を投稿していました。
カナダのオンタリオにあるBowmanville Zoo(ボウマンビル動物園)が先ごろ、閉園を発表しました。昨年、園長がトラを何度もムチ打っているように見える動画がネットに投稿されたことから、来園者が減り運営できなくなったとしています。
閉園の告知
問題の動画は昨年12月に動物保護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が投稿したもの。動画はトラの訓練を写したもので、同団体は園長のMichael Hackenberger(マイケル・ハッケンバーガー)氏がトラをムチで何度も叩いているとして批判していました。さらに4月には、別の動物保護団体Ontario Society for the Prevention of Cruelty to Animalsがハッケンバーガー氏を動物虐待で告発。同氏はこれを受け園長を辞任しています。
同氏はPETAに対し、叩いたのは2回だけで、あとは地面を叩いていたと反論。PETAは長い動画の一部を切り取り、事実と異なる説明をしていると主張しています。
PETAの告発動画
ハッケンバーガー氏の反論
閉園は2016年シーズン終了後の予定。「虎の件に関するPETAの虚偽の主張が、当園が存続できない状況を作り上げた」と同園はコメントしています。
ボウマンビル動物園は1919年に北米で最も古い民営の動物園として誕生。その歴史に幕を下ろすことになります。
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