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電子部品の老舗「秋月電子通商」が球根を販売していて工作クラスタざわつく 仕入れた理由を聞いてみた

なんで電子部品に紛れて、球根が……!?

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 1970年から東京・秋葉原に店舗を構える、電子部品の老舗・秋月電子通商。電子工作する人にとっては説明不要の有名店ですが、こちらのオンラインショップが突然、植物の球根を販売し始めたことが一部ネットで話題になっています。え? 電球じゃなくて、球根?

いやまさかそんなとオンラインショップを見ると……
球根だー!

 Twitterで一般ユーザーが「秋月電子がいきなり球根の販売を始めたとかで電子工作クラスタが騒然となっている」と指摘したことで注目を浴びることに。確かに、サイトでは「雑貨」カテゴリーの中で、彼岸花の球根が販売されています。しかも中、大、特大と3サイズ。同カテゴリーではほかに太陽電池、計測器など普通に電子部品が並んでいて、球根の浮きっぷりがすごい。

話題のきっかけとなったツイート

 どうして突然、電子部品とは無関係な植物の販売を始めたのでしょうか。秋月電子通商に電話取材したところ、球根を仕入れたという60代の方にお話を伺うことができました。この方は同社の退職者で、近年は彼岸花の球根が売れなくなっているという話を聞き、それなら自分がチャレンジしてみようと事業を始めることにしたんだとか。

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 いやだからといって、電子部品にまぎれて球根を売ろうとはならないのでは? この方はもともと自身で球根用のWebサイトを制作し、秋月電子通商にはリンクだけを貼ってもらうつもりだったのだそう。しかし年齢もあってWebサイトが間に合わなかったので、特別に一時的に秋月電子通商で販売してもらっているとのことです。なるほど、古巣のよしみによる助け合いがあったのですね。

3サイズの取り揃え。開花までにかかる時間が異なるとのこと
彼岸花の球根を販売するために「植物」という異色のカテゴリーも誕生

 現在、球根の販売ページには「販売量のおよそ4カ月分を超える量の在庫」を示す「AAA」マークが表示されていますが、数百個用意した特大サイズは数週間ほどで売り切れる見込みだそう。退職者の方は「命ある限り、このような仕事を頑張っていきたい」と話していました。電気部品サイトに現れた球根に、知られざる情熱と人情あり。

マッハ・キショ松

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