1日でダグトリオゲットだぜ! 「ポケGO」“ポケモンの巣”突撃レポート in日比谷公園
予想以上の成果でした。
8月1日、19時30分。蒸し暑さを感じるさなか、筆者は「ポケモンGO」を起動したスマートフォンを片手に、千代田区の日比谷公園に来ていました。ただポケモンを捕まえに来たわけではありません。今回の目的は、“ポケモンの巣”の存在の確認と、調査。そして、「ディグダ」の乱獲です。
ポケモンの巣とは
「ポケモンGO」では、以前から“ポケモンの巣”なるものが存在しているといわれていました。これは、「特定のポケモンが非常に出やすいスポットが存在する」というもので、この「特定のポケモン」には普通にプレイしているとなかなか出会えないレアなポケモンも含まれています。
“ポケモンの巣”に選ばれる場所は公園が多く、以前は世田谷公園が「ミニリュウ」の巣となり連日多くの人で賑わっていました。しかし、“ポケモンの巣”は週替りでシャッフルされていく仕様になっているようで、現在の世田谷公園はイーブイの巣となっています(関連記事)。その結果、今週に入ってからの世田谷公園は、以前に比べ人が減ったもよう。
ポケモンの巣ってこんな感じ
今回“ポケモンの巣”探索をして分かったことは、以下の通り。
- 日比谷公園は確かに“ディグダの巣”である
- 「ルアーモジュール」や「おこう」を使っても“巣”の対象ポケモンは出てこない
- 進化にアメが50個必要なディグダは“巣”を2時間程度歩きまわることで進化させられた
- “巣”の範囲は結構広い
- 周辺をぐるぐると歩き続けることが重要
- “巣”の探索は楽しい
では、当日の様子をご覧ください。
今の日比谷公園は“ディグダの巣”
現在、ネット上ではさまざまな攻略サイトが、“ポケモンの巣”の情報を掲載しています。いくつかのサイトを照らしあわせてみたところ、ねとらぼ編集部のビルから比較的近い日比谷公園が“ディグダの巣”になっていることが分かりました。
“ディグダ”は「ポケモンGO」において、なかなかにレア度の高いポケモン。進化にアメが50個必要にもかかわらず、筆者もまだ1度しか出会えていないポケモンです。ここでたくさん捕まえておかなければ、進化させられるのはいつになるか分かりません。
というわけで、ディグダを捕まえるため、そして“ポケモンの巣”がどれほどのものなのかを調べるため、実際に日比谷公園に行ってきました。
人気スポットのわな
日比谷公園に到着すると、公園の入口付近に「ポケストップ」が4つ密集している地点(以下「人気スポット」と呼ぶ)が目に入ってきました。ここにはたくさんの人が集まっており、皆「ポケモンGO」をプレイしている様子。「ルアーモジュール」も、4カ所全てにほぼ常時使用されている盛況ぶりです。
人は多いのにかなり静かで、ほぼ全員がスマホを眺めている光景は独特な空気を放っていました。さらに、その人混みのなかをジョギングで通過する人もいたりと、なかなかにカオス。23区の公園は、「ポケモンGO」によって大きく様変わりしたんだなぁと感じさせられました。
そんなことを考えながら、筆者もポケモンの獲得を開始します。「近くにいるポケモン」を見てみると、期待通りディグダの姿がたくさんい……ない! いない、いないぞディグダ! ここは巣じゃなかったのか!?
戸惑いを感じながらも、4つのルアーモジュールに呼び寄せられすごい勢いで出現するポケモンに目を奪われます。スマートフォンのバイブレーションが止まりません。ここで待っていればいずれディグダも出てくるかと思い、取りあえず目の前のポケモンを捕獲することにしました。「おこう」と「しあわせタマゴ」も併用していきます。
そして、30分後。あまりの経験値のうまさに白目をむいてヨダレを垂らしそうなりましたが、「おこう」と「しあわせタマゴ」の効果が切れたことで現実世界に意識が帰ってきました。そして冷静にこの30分間で捕まられたディグダの数を数えてみると、「0」。1匹も出てきませんでした! どういうことだ、いろんな攻略サイトが手を組んで、私をだましていたというのか……!
頭の中が陰謀論でいっぱいになりながらももう1度「近くにいるポケモン」を開いてみると、今回はディグダの姿が2匹確認できました。どうやら、近くにディグダがいる事自体は間違いないようです。
これらのことから、どうやら“巣”の対象となっているポケモンは、「ルアーモジュール」や「おこう」では出てこないのであろうということが推測されます。つまり、この「人気スポット」は、“巣”から目をそらさせるわなだったのです! ちくしょう、してやられた!
大量のルアーモジュールという甘い誘惑から放たれた筆者は「人気スポット」を離れ、公園の奥へと足を踏み入れたのでありました。ここでわなに気付かなければ、1日を無駄にしていたかもしれません。
思ってたんと違う
20時ちょっと過ぎ。公園中央付近まで足を踏み入れると、「人気スポット」に比べて人の姿がだいぶ減りました。しかし、どこに行っても満遍なく、「ポケモンGO」をプレイしている人の姿は確認できます。
取りあえずどうすればよいのかもよく分からないので、公園内をウロウロと歩き回ってみます。すると早速スマートフォンがバイブレーション! 来たかディグダ! と思い画面に目をやると、そこにはもっとレアなベロリンガの姿がありました。思ってたんと違う。けど結果オーライ。
どうにかゲットし、図鑑をまた新たに1カ所埋められました。
レーダーは大フィーバー
そこからまたさらに公園内を歩きまわると、「近くにいるポケモン」に異変が。ディグダの姿が、どんどん増えていくのです。増えて増えて、そしてついにはレーダー1行目にディグダが3匹並んでしまいました。ダグトリオゲットだぜ。
このようにレーダーにはものすごい反応を示しているのですが、なかなか出会えません。どこだ、どこにいるんだディグダ……。確実に近くにいることは分かっているディグダを求めて歩きまわっていると、まるでぶら下がった人参を追いかけて走り続ける馬の気分になってきました。
出会い
そして歩きまわること15分程度、ついに第1ディグダ発見! ズリの実とスーパーボールを使い、捕まえることに成功しました。
“ポケモンの巣”に来て初の成果(ベロリンガは例外)に、テンションはガン上がり。しかも、レーダーを見ると周囲にはまだまだディグダの姿があります。うおぉやったるでー!
また、レーダーを注視していると、公園中央、ポケストップの「女神像」周辺にディグダが多いと感じたので、この前にある芝生を中心にぐるぐると周るように歩きまわります。もっとだ、もっと出てこいディグダァッ!
目標達成
その後も公園内を歩くと、どんどんディグダが出てきます。すごい、これが“ポケモンの巣”の力なのか……! あれよあれよとディグダが集まり、気が付けば13匹も捕まえていました。2~3回通ってダグトリオに進化させるつもりでしたが、1日だけで進化させられるだけのアメが集まるとは。まさに乱獲。この時22時前後だったので、およそ2時間で進化までもっていけたことになります。
無事に目標を達成し、筆者のディグダ探索は終わりました。また、帰り際にもレーダーを見ていたのですが、どうやら公園内のかなり広い範囲が“巣”になっているようです。公園を出る際に「人気スポット」でアプリを再起動してみたところ、ちゃんとディグダの反応がありました。
ただし、人気スポットと逆の公園入口付近ではディグダの反応がなかったため、この辺りは“巣”では無いのかもしれません。偶然ディグダがいないタイミングだっただけの可能性もありますが。
また、広範囲で出現するため、“巣”は周辺をぐるぐると歩き続けることが重要なようです。「人気スポット」で30分間出会えなかったことから、同じ場所にとどまっていても大して期待できません。ただし、1週間かかってもいいのでゆっくり集めたいという場合は、「人気スポット」にとどまり経験値を稼ぎながらディグダを待つのもありかと思われます。
予想以上に楽しい
そして今回得たもう1つの成果は、「とても楽しかったこと」です。普段なかなかお目に掛かれないポケモンが次々に出てくるのは、思っていた以上の愉悦。行動範囲内に珍しい“ポケモンの巣”があるなら、行ってみる価値は十分に有ると感じました。
普通にプレイしていて集められるポケモンはだいたい手に入れてしまったという人は、ぜひ“ポケモンの巣”探索に出てみてください。「ポケモンGO」の新たな面白さに気が付けるはずです。
“巣”どころかポケストップすらろくに無い地域に住んでいるポケモントレーナーの皆さんは……頑張れ……! 超頑張れ……!! 都市部に出ればきっと少し“巣”があるはず……。
日比谷公園情報
所在地
千代田区日比谷公園
開園日
常時開園
※サービスセンターおよび各施設は年末年始は休業となります。
※営業時間等はサービスセンターへお問い合わせください。
入園料
無料(一部有料施設あり)
交通
東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」、東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」、都営地下鉄三田線「日比谷」下車:(A10・A14)出口すぐ
JR「有楽町」下車:徒歩8分
駐車場(地下公共駐車場、有料)
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