そこもCGだったんです!? 「シン・ゴジラ」メイキング映像があのBGMに乗せて公開
総力戦っぷりが伝わってくる。
「シン・ゴジラ」のCGメイキング映像が8月10日、YouTubeの東宝MOVIEチャンネルで公開されました。BGMは「エヴァ」のヤシマ作戦などでお馴染み、みんな大好きな「DECISIVE BATTLE(ディサイシブバトル)」。
メイキング映像ではまず、作品の目玉とも言えるゴジラのCGモデルの制作工程を公開。造形師の竹谷隆之氏によって作られたゴジラひな形の3Dスキャンデータを元に、ゴジラのCGモデルがブラッシュアップされていく様子が見て取れます。続いて映し出されるのが、ゴジラに押し倒されるビル内で親子が転倒するシーンのメイキング。一見等身大の部屋に見えますが、実はこれはミニチュアのセット。倒壊する部屋のミニチュア映像と、転倒する役者の映像が合成されていることが分かります。
この他にもヘリや戦車のCGモデルの制作工程、実景にCGのゴジラが合成されるシーン、あるいは実景にしか見えない背景が実はCGで組まれていたと分かるメイキングなどを約3分間にわたりたっぷりと堪能できます。
なお、メイキングは制作途中の映像素材がBGMに合わせてつながれているのみで、間に解説音声などは一切入っていません。これは同作の庵野秀明総監督が同じく総監督を務める「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズのBD/DVD映像特典ではお馴染みの手法で、素材が最終的な本編映像へと昇華されていく過程を鑑賞者に体感させるためのもの。専門知識が無くても素材ひとつひとつに途方も無い技術と労力が注ぎ込まれていることが直感的に分かり、見ているだけでワクワクさせられます。
また、同日発売された「CGWORLD vol.217(2016年9月号)」では同メイキングの箇所をはじめ、「シン・ゴジラ」がどのように作られたのか、CG部分に焦点を当てて26ページに渡り詳しく特集されています。メイキング映像を見てCGの制作フローが気になったという人はそちらも要チェックです。
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