ゴジラ=野村萬斎は“樋口プラン”だった! PS VR特別イベントで「シン・ゴジラ」の裏側明かす(1/2 ページ)
芸能界では「せりふを早口で言わないとカットされるといううわさが流れた」そう。
8月3日、映画「シン・ゴジラ」をモチーフとしたPlayStation VRコンテンツの特別先行体験会が東京で行われました。イベントには特技監督を務めた樋口真嗣さん、プロデューサーの佐藤善宏さん、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアの秋山賢成さんが出席しました。
体験会に先駆けて行われたトークショーに登場した樋口監督は「久々に(ゲームを)やりたいな、欲しいなと思ったPS VRですが、まったく手に入らないんです。(予約争奪戦に)負け続けてるんです。今日ここに来たのは『大人の力』で何とかしてもらえるかと思って」と冒頭から笑いを誘います。
また映画「シン・ゴジラ」329人目のキャストで、ゴジラをモーションキャプチャーで演じていた野村萬斎さんのキャスティングについては樋口監督が直々にオファーを出していたという秘話も明かされました。
「日本で作るものだから、『日本な感じ』を出したかったんです。(狂言で)人間じゃない物を、身体の動きだけで表現している萬斎さんを見てオファーしました」と語った樋口監督。
また萬斎さんから「自分の顔をお面の先に意識を移して、そこが顔になるイメージ」と「ゴジラのお面が欲しい」というリクエストがあったというエピソードも披露。佐藤プロデューサーは「萬斎さん仕様の尻尾も作りましたね」と振り返り、「ゴジラが乗り移ったかのような熱演でした」と絶賛しました。また「早く(せりふを)しゃべらないとカットされるっていううわさが芸能界で流れたそうです。撮影中はカットもへったくれもないんですけれど、早くしゃべらないと『使われない』ってね」と話した樋口監督に、佐藤プロデューサーは「いいなって思って、『そうです』って言っておきました」と茶目っ気をのぞかせました。
またイベントでは樋口監督がPS VRで「シン・ゴジラ」を体験する一幕も。「私みたいな眼鏡族の人でも、そのまま付けられるのがスゴイ」と話し、体験中は「おぉ〜ヤバい! ソレ、効かないから!」などと大興奮でした。
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