“スネイプ先生”ことアラン・リックマンの遺作「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」が日本公開決定
国防相の“ベンソン中将”として出演。
2016年1月にがんで亡くなった俳優のアラン・リックマン(関連記事)。彼の遺作となった映画「EYE IN THE SKY」が、「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」の邦題で2016年冬に日本公開されることが決定しました。
アランは映画「ハリー・ポッター」シリーズで、スリザリン寮長のセブルス・スネイプ先生として世界的に広く知られていました。2016年1月14日、69歳で亡くなった彼の訃報にはハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフさんや「ハリーポッター」原作者のJ・K・ローリングさんといった多数の人たちからの追悼メッセージが寄せられました。(関連記事)
遺作となった映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」は、技術の発達により戦場から遠く離れた会議室で行われる戦争を描いた軍事サスペンス作品。大規模自爆テロを計画するテロリストをドローンでせん滅する英米合同軍事作戦の中、作戦の殺傷圏内にいた幼女を巡り、指揮官の正義感や上層部からの干渉などさまざまな思惑が交錯します。
現代の戦争の闇を巧みに描き、同時に何が正義かというモラルも問う同作は、映画評価サイト「ROTTEN TOMATO」で批評家評価95%を獲得。「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」に次ぐ問題作と称されました。
主演は映画「クイーン」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン。共演者には、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」で3度エミー賞を受賞したアーロン・ポールが出演。監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」などを手掛けたギャヴィン・フッドが担当。プロデューサーは、自身も俳優として「キングスマン」など多数の作品に出演するコリン・ファースが務めています。
劇中でヘレン・ミレンが演じるのは、少女を犠牲にしてでも作戦を遂行しようとするイギリス軍諜報機関の“キャサリン・パウエル大佐”。アーロン・ポールはアメリカ・ネバダ州でドローンを操るパイロット“スティーブ”として出演。アランは、キャサリン大佐と協力して作戦を指揮する国防相の“ベンソン中将”として出演します。
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