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ブンブンサテライツのボーカル・川島道行が脳腫瘍で逝去 19年をともに歩んだ中野雅之が思いを語る

「(川島さんの)上の子は8歳“パパの病気を治したいからお医者さんになる!”“沢山勉強しなきゃいけないんだよ?”と問うと間髪入れずに“する!”と答える」

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 ロックバンド「BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)」のボーカル・川島道行さんが10月9日5時12分、脳腫瘍のため逝去したことが公式サイトで発表されました。通夜・葬儀は近親者および関係者のみで執り行い、後日、ファンとの「お別れの会」を催すとのこと。同バンドは川島さんの病気療養を優先するため、2016年での“活動終了”を告知していました。

 川島さんと19年のバンド人生をともにしたベース・プログラミング担当の中野雅之さんは、公式サイトおよび自身の公式Twitterでコメントを発表しています。

10月9日午前5時12分、BOOM BOOM SATELLITESのボーカリスト川島道行が旅立ちました。ようやく不自由な身体から解放されて、今頃は世界中を飛び回っているのではないかと想像しています。悲劇ではなく人生のゴールとハッピーエンドを手に入れた瞬間でした。今迄沢山のファンに愛され、歩んでこれた川島道行とBOOM BOOM SATELLITESは本当に幸せ者です。川島道行に代わって改めてファンの皆様、今迄携わって頂いた関係者の皆様に感謝の意を伝えます。「今迄支えてくれてありがとう。これからも僕たちが創った音楽を、共に過ごした時間と記憶を大切に、力強く生きていってください。」「そして、最後に一言だけ言わせてください。ブンブンサテライツでした!!」(中野雅之さん/ブンブンサテライツの公式サイトより)

 Twitterには、「この日が来るのを何年も前から覚悟して、とっくに心の準備ができていた筈なのに、何かが僕の心を締め付けて胸が痛くて痛くてたまりません。でも皆さん、どうか川島道行の人生のゴールを祝福してあげてください」と投稿。中野さんは川島さんの病気発覚後、バンドが活動中も終了してからも2人のやりとりや病状について頻繁に投稿していました。

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川島君には娘が二人いる。それ自体どこか奇妙に思えるが、その二人が望外に可愛い。下の子は3歳、川島小鳥作「未来ちゃん」そっくりな天真爛漫な天使、上の子は8歳「パパの病気を治したいからお医者さんになる!」「沢山勉強しなきゃいけないんだよ?」と問うと間髪入れずに「する!」と答える(中野雅之さん/公式Twitterから)

今日は川島道行の誕生日。この人がいたからこそ生まれた沢山の曲達があります。僕はこの川島道行との出会いの奇跡に心から感謝しています。彼は今家族と静かな生活を送っていますが、僕は来世で再び音楽家の川島道行に会える事を望んでいて、とても楽しみにしているんです。彼の人生に祝福を(中野雅之さん/公式Twitterから)

BOOM BOOM SATELLITES 『LAY YOUR HANDS ON ME』Short Ver.

 同バンドのラストシングル「LAY YOUR HANDS ON ME」のミュージックビデオは「MTV VIDEO MUSIC AWARDS 2016」のBEST DANCE VIDEO部門を受賞。中野さんは「授賞式には川島の娘と共に出席しよう。 川島くん、ファンの皆さん、おめでとう」と3日に述べており、突然の訃報へのショックを隠し切れないようにすら思えます。

 川島さんの公式Twitterの最後の投稿は6月22日。「長い間、楽しんでくれてありがとうございました。 19年間中野と頑張ってきましたが、こんなにもひとつのことを長く続けられたのは、聴いてくれる人達が居てくれたからです」と、ファンへの感謝を述べていました。

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