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リカちゃん人形に6代目ボーイフレンド「はるとくん」登場 時代を反映した「さわやかスポーツ少年」

リカちゃんの交際相手で世相が分かる?

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 タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」に、新たなボーイフレンド「はるとくん」が登場します(8年ぶり6代目)。本名は「桜井遥斗」で、世界で活躍するスポーツ選手を夢見るさわやか少年。名前も設定もイマドキだあ!

さわやか!

 リカちゃんシリーズは、2017年で50周年を迎える長い歴史のなか、常に時代ごとの流行を取り入れてきました。近年のスポーツシーンにおける日本人選手のワールドワイドな活躍や、子どもの将来の夢1位がスポーツ選手との調査結果(クラレ調べ)などを受けて、はるとくんは「スポーツが得意なさわやかな男の子」をイメージしたそうです。

歴代ボーイフレンド。左から右へ変遷を見ていくと、徐々に洗練されているようで興味深い

 設定上の身長は、歴代ボーイフレンドで最高となる164センチ。142センチのリカちゃんより、だいぶ高めです。また、腕の可動域が広がり、リカちゃんの肩へ手を回すことも可能になりました。より大人っぽい男の子像を表現し、大人のファンにも訴求しています。

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リカちゃんや双子の妹と一緒。可動域の拡大で、ごっこ遊びの幅が広がった

 振り返ると、初代の「わたるくん」(1968年~)は、宝塚の男役をイメージした二枚目。2代目の「マサトくん」(1976年~)は、当時「新御三家」と呼ばれたアイドルの影響を受けています。3代目の「イサムくん」(1981年~)は1988年に流行語となった「しょうゆ顔」の顔立ち。4代目の「かけるくん」(2000年~)はリカちゃんより3歳上の中学2年生で、サッカーとバンドをたしなむリーダータイプ。5代目の「レンくん」(2008年~)は、ちょっとフェミニンな「おしゃれ男子」と、ボーイフレンドたちに、時代ごとの「憧れの男子像」が表れていることが分かります。

初代のわたるくんは文武両道の小学6年生。特徴的な七三分けは植毛でなく、成形と塗装で表現
2代目のマサトくん。郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の人気を背景にした、整った目鼻立ち
3代目のイサムくんは、1985年に髪を切り眉を整えた「フレッシュイサムくん」へのイメチェンも
4代目のかけるくんは、リカちゃんの友達のボーイフレンドと同時に登場。彼らとバンドを組んでいました
5代目のレンくん。リカちゃんたち女子グループと一緒におしゃれを楽しむフェミニンな子

 10月22日より、3200円(税抜)で発売。2017年4月1日には、リカちゃんとの結婚式を演出した「プレミアムウェディングセット」が、公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」限定で発売されます。

ウェディングドレス姿のリカちゃんと、タキシードを着たはるとくんのセット

(沓澤真二)

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リカちゃん | 彼氏 | タカラトミー | 流行

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