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市長、パンチハメのお時間です 「ファイナルファイト」TASが新テクニックを引っ提げタイム更新

何もない空間で膝蹴りをしてダメージを与えるコーディー。

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 アーケード版「ファイナルファイト」のTAS(ツール・アシステッド・スピードラン)が更新されました。従来とは違うボスの倒し方や、見たことのないテクニックが登場しています。クリアタイムは13分31秒15。今日もまた、パンチハメでメトロシティが救われる。

ファイナルファイトTAS動画

 「ファイナルファイト」は、1989年にカプコンが発売したベルトアクションゲーム。悪の組織「マッドギア」に支配された米国の架空の都市メトロシティの市長「マイク・ハガー」が、さらわれた娘を助けるため直接乗り込み暴力で全てを解決するという大変バイオレンスなゲームです。アーケードゲームとしてリリースされ、その後さまざまなハードに移植されました。

 今回のTASでの使用キャラは、コーディーとハガー。プレイが始まると、例によって2人共後ろジャンプでぴょんぴょん跳ねながら進んでいきます。これが作中で一番速い移動方法となっており、多くの敵を無視して進めます。ファイナルファイトTASのいつもの光景ですね。

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後ろ向きにぴょんぴょん。

 攻撃は基本的に“パンチハメ”。本来ハガーは3回、コーディーは4回攻撃を当てると敵がダウンしてしまうのですが、ハガーは1回、コーディーは2回攻撃を当てたところで後ろを振り向いてわざと1度攻撃を空振りすることで、敵をダウンさせずに体力が0になるまでハメられるというテクニックです。

ハガーがパンチハメをしているところ。わざと空振りする必要がある

 ただしこのパンチハメも進化しており、ところどころ空振りすることなくパンチハメをしている場面があります。これは、例えばコーディーは特定の状況下では3発目のブローのグラフィックが表示される前に再度攻撃を入力することで1・2発目のジャブを出し続けられるなど、複数の方法があるようです。さまざまなパンチハメのなかから、その場面で最も効果的なハメ方を選択しているもよう。

途中まで空振りなしでハメられる1面のボス・ダムド

 従来はパンチハメで倒していた2面のボス「ソドム」(「ストリートファイターZERO」シリーズの「ソドム」と同一人物)は、本人が落とす剣を2人で振り回す戦術に変更されています。「ソドム」は通常攻撃に対して高い耐性を持っているため、武器攻撃に変更となったもよう。また、どうも2人同時に武器で攻撃すると両方ヒットするようで、かなりのダメージが出ています。

パンチハメだとかなりの回数攻撃する必要のある「ソドム」は武器攻撃に

 さらに、3面のアンドレステージも武器攻撃戦術に変更。2人で3人まとめて斬りつけるため、「ンボボボボァ」みたいなエグい音が出ています。

ンボボボボァ

 5面のボス「アビゲイル」戦では、見たことのない新テクニックが登場。コーディーが「アビゲイル」をつかんで2回膝蹴り→直後にハガーが「アビゲイル」をつかむという手順を踏むと、コーディーが誰もいない空間に向かって膝蹴りを繰り出し続けます。しかし、この膝蹴りもなぜか「アビゲイル」にヒットし続ける上、本来3回までしか出せないはずの膝蹴りがハガーの投げ発動まで出し続けられる様子。結果、一回つかんだだけでとんでもないダメージになっています。

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誰もいない空間に膝蹴りを続けるコーディー。しかし「アビゲイル」の体力はガンガン減っていく

 そして残すは、ラスボス「ベルガー」。本来「ベルガー」は残り体力が少なくなると画面端の窓ガラスの前に移動してつかめない状態になり、トドメの打撃を当てると吹っ飛んで窓ガラスをぶち破りビルから落下して死亡する、というラストを迎えます。しかしこの動画での「ベルガー」戦では、「アビゲイル」にも使用した“誰もいない空間に向かっての膝蹴り”を使用して一気に体力を減らしているため、ハガーのパイルドライバーがトドメの攻撃という本来ありえない状態が発生。

 その結果、「パイルドライバーをされたベルガーが立ち上がったかと思うと突如上下逆さになって窓ガラスに飛翔、同時に何も当たっていない窓ガラスが突如割れる」というあまりにも意味不明な状態になります。これはひどい。パンチハメで部屋の真ん中あたりから不自然に吹っ飛ぶベルガーはTAS動画ではよくあることですが、投技でのとどめは初めて見ました。

パイルドライバー!
スクッ
\ビョイーン/  ガッシャーン!>

 発売から27年が経過した本作。まだまだ新しいテクニックが出てくるあたり、本当に愛されていますね。

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