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「真田丸」振り返り4コマ(11月20日放送分『砲弾』)

カルバリン砲級のイケオジ2人、再臨!

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 自称プロの真田幸村ファン、みかめです。

 NHK大河ドラマ「真田丸」振り返り4コマ、今回は第46話の「砲弾」から。

 カルバリン砲級のイケオジ2人、再臨!

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 幸村を徳川方に寝返らせるため、家康から派遣された信伊。お久しぶりですね! 徳川を離れた後、しばらく蒲生氏郷の下にいましたが、このころには再び徳川家に仕官していました。

 家康は10万石という破格の条件で幸村を調略するよう信伊に命じますが、信伊は「たとえ国ひとつ提示されても幸村は寝返らない」と分かっています。2人の久しぶりの再会は胸が熱くなる展開でした。

 実際には信伊から10万石の条件を伝えられた際、幸村は「もし江戸と大坂が和睦をして召し出されたならば千石でも奉公します」と伝えたといわれています。どんな条件を出されても寝返りはしないよ、という意思表示ですね。ところがそれを聞いた本多正純は「10万石では足りない?」と解釈したのか、今度は信濃一国という破格の条件で幸村を誘い込もうとします。これには幸村も立腹し、信伊と面会しなかったそうです。

 そしてもう1人のイケオジは、大坂城に兵糧を入れると言って聞かない信之を止めるために投入された最終兵器・出浦様。信之の人生に一度のバカも出浦様の忍びの技で未遂となりました。けがで身体の自由が利かなくなっても技は冴えまくりです。

 信之は「父上も幸村も無茶をしていたじゃないか」と反論しますが、昌幸が無茶をしたのは後を継ぐべき信之が立派であったから、幸村が無茶できたのは嫡男信之がいたからこそ。それに無茶が通じたころとは時代が違います。信之に何かがあった場合、信吉・信政兄弟が真田家を引っ張っていくことになりますが、この2人ではやや不安が残りますね。そういえば信伊も「信政は兄を立てることを知らぬ」とこぼしていました。真田家を見守るイケオジ2人の目には信吉・信政兄弟はちょっと心もとなく映ったようです。

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 最新鋭の兵器・カルバリン砲の登場によっていくさも終盤に近付いてきました。大坂の陣ではカルバリン砲の他にもオランダの半カノン砲や堺の鉄砲鍛冶・芝辻理石が鋳造した芝辻砲も活躍しています。いつの時代も、戦局を変えるのは最新兵器なのです。

 さて、今回取り上げる書籍は「航海者 三浦按針の生涯」です。

 本書は三浦按針、本名ウィリアム・アダムスの生涯を描いた歴史小説。1600年、豊後臼杵(現大分県臼杵市)に漂着したリーフデ号の乗組員だったアダムスは、家康に気に入られ三浦按針と名を改め、ヨーロッパの最新技術を日本に伝えました。家康がイギリスからカルバリン砲を購入できたのは三浦按針のコネクションがあったからです。時代を変えた兵器の裏に、数奇な運命をたどった航海者の人生あり。三浦按針の壮絶な人生をつづった読み応えたっぷりの一冊です。

 「真田丸」振り返り4コマは毎週火曜日更新予定です。次回もどうぞお楽しみに!

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