自称プロの真田幸村ファン、みかめです。
NHK大河ドラマ『真田丸』振り返り4コマ、今回は第40話の「幸村」から。
伝説の名将、真田幸村、いよいよ誕生! これまで主役でありながらも昌幸や秀吉の活躍に隠れていた信繁が、いよいよ主役として表舞台へ飛び出します。思えば39話までの間にさまざまな出会いや別れ、先人たちの薫陶がありました。これらは全て「真田幸村」を形成するための壮大な下準備であったわけです。きりの言葉を借りればいままで何もしてこなかった信繁。そんな彼も、ばば様が言っていた「為すべき事」をようやく見つけたのですね。
さて、信繁の改名について。どうやって幸村になったのか? はドラマや映画などのフィクションでは創作のしどころでもあります。「真田丸」では信繁が大坂入りをするタイミングで幸村に改名する流れとなりました。
昌幸は嫡男信幸が捨てた「幸」の字を次男信繁に委ねます。あともう一文字。信繁は己を表す言葉を書き出し、一文字ずつ切り出してくじにして嫡男大助に引かせます。真田家と言えばクジがお家芸。昌幸も大事な場面でくじを作り息子に引かせようとしました。しかし1回目、2回目ともに選択肢にはない別の案が採用されています。そして3回目。今度こそ運まかせ!
選ばれたのは九度山村の「村」でした。前半、片桐且元は、方広寺の鐘銘について徳川家から「国家安康は『家康』を分けて呪いをかけているが、君臣豊楽は『豊臣』を逆にすることで祝いの言葉に変えている」とイチャモンをつけられたと語ります。これを聞いた信繁は、「村幸」ではなく「幸村」にしたのです!
ところで、信繁の「己を表す言葉」に「勝頼」と「浅間山」があったことに気が付きましたか? 思えば「真田丸」は第1話で勝頼様フィーバーが巻き起こり、そして浅間山の噴火で武田家の滅亡が暗示されました。ここで勝頼と浅間山を出すのはニクい! ということで今回は「コメディ回だったらこんな流れだったかも?」というネタを4コマにしてみました。
さて、今回取り上げる書籍は「京都・観光文化時代MAP」です。
同書は平安から幕末までの4つの時代を網羅し、古地図と現代地図を重ねています。現代地図が透かし紙に印刷されているので古地図と重ねて比較しながら見られる仕掛けとなっており、史跡巡りの参考資料として最適な一冊です。秀吉の京都の町割り、そして件の方広寺大仏殿についても言及しています。
「真田丸」振り返り4コマは毎週火曜日更新予定です。次回もどうぞお楽しみに!
(みかめゆきよみ)
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