ニュース

NEC、目的音と環境雑音を分けて事象を判別する「音状況認識技術」を開発

犯罪・事故の検知などに活用されます。

advertisement

 NECは、最先端AI技術群「The WISE」の1つとして、収集した音を目的音と環境雑音に分けて認識する「音情報認識技術」を開発しました。

「音状況認識技術」の概要

 従来の技術では、広い範囲から目的音を検知する際に多くの環境雑音が混入し、小さな目的音の検知感度が下がる・目的音を環境ごとに学習させる必要があるなどの課題がありました。今回開発した「音状況認識技術」は未知の環境雑音を分け、環境によらない構成音を検知し、構成音の組み合わせパターンから事象を判別することで、これらの課題を解決する技術。環境雑音が多く存在する広い範囲でも小さな音を逃さず検知可能で、目的音を環境ごとに学習させる必要がなく、未知の環境でも容易に導入できます。

 この技術は音響検知の国際コンテスト「DCASE2016」で、雑音中の日常音検知部門で第1位を獲得。検証の結果、従来比5倍の遠距離でも十分な検知ができることが確認されているそうです。NECはこの技術により、公共施設や観光地における犯罪・事故の検知など、さまざまな環境の高精度な認識を実現するとしています。

advertisement
構成音抽出技術・事象判別技術の概要

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
  2. サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
  3. 天皇皇后両陛下と愛子さま、“仲むつまじいショット” 女性皇族「ティアラ」にも注目…… 80万いいね
  4. 「箱根駅伝」10区ランナー、“父親が大物アーティスト”と判明し「息子が走ってたなんて」「イケメン息子」と驚きの声
  5. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」→こだわり満載の完成品に「すごすぎて意味わからない」と大反響 2024年に読まれたハンドメイド記事トップ5
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  8. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後……「時間止まってる?」父子の姿に驚愕 2024年に読まれた家族記事トップ5
  9. 【編み物】赤い毛糸で編んだモチーフを重ねていくと…… 美しい完成品が261万再生「すごくかわいい」【海外】
  10. 高校生息子にリクエストされたお弁当を作ったら……驚きの仕上がりに「うらやましい」 2024年ねとらぼで読まれた【お弁当記事トップ5】を紹介