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名古屋の東山動植物園で鳥インフルエンザの疑い 横浜市では対策でイベントの変更も
世界各地で発生後、渡り鳥によって国内への侵入が危惧されていました。
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愛知県名古屋市にある東山動植物園は、12月6日に鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したとして3つの展示(「胡蝶池付近」「バードホール」「小鳥とリスの森」)を閉鎖。各門に消毒マットを設置するなどしてウイルスの拡散や感染を防ぐとしています。
事例が確認されたのは、同園内にて飼育されているコクチョウ1羽(オス)。数日前より対策としてバックヤード施設内に隔離していたものの、元気がなくなったため抗生物質を投薬。しかし改善が認められないため、簡易検査を実施したところ陽性の結果が出たとのこと。
発表では、鳥インフルエンザは特殊な場合(感染した鳥との濃密な接触など)を除けば、通常は人には感染しないと考えられていることを挙げ、「日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします」としています。
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また各地で感染が報告されていることを受けて、神奈川県横浜市の野毛山動物園やよこはま動物園ズーラシアなどでは、高病原性鳥インフルエンザ防疫対応策として展示・イベントの変更を実施。鳥類に関するものを取りやめ、入退園時には設置された消毒マットで靴底の消毒をするよう呼びかけています。
農林水産省は11月ごろ、世界各地の野鳥で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、秋以降にそれらの渡り鳥によって国内に侵入する可能性が高いとして注意を促していました。
(宮原れい)
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