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ミッドウェーで世界最年長の海鳥が産卵 少なくとも66歳

鳥に歴史あり。

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 世界最年長の海鳥とされるWisdomさん(66歳・名前のウィズダムは英語で“知恵”の意)が産卵し、卵をあたためているのが、ハワイ諸島のミッドウェー環礁国立自然保護区で確認されました。

卵をあたためるWisdomさん

 コアホウドリのWisdomんは12月3日、同保護区周辺の生態調査をしていたボランティア・リーダーKristina McOmberさんによって発見されました。11月にはWisdomさんのパートナーとみられるAkeakamai(ハワイの言葉で“知恵を愛する者”などの意)さんの姿も巣の付近で目撃されています。

WisdomさんとAkeakamaiさんのツーショット

 Wisdomさんは1956年に生物学者のChandler Robbinsさん(98歳でご存命)に捕まえられて以来、少なくとも40羽の雛を生んでおり、2006年以降も少なくとも9羽の雛を育てていることが確認されています。

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2015年に生まれた雛のKūkiniちゃん(名前はハワイの言葉で“メッセンジャー”という意味)

 過去の生態調査では、鳥の識別にアルミ製のバンドが使用されることが多く、海水による腐食で20年程度で腐り落ちてしまうことも珍しくありませんでした。幸いWisdomさんの場合は数回に渡ってバンドの交換が行われたため、長年に渡る追跡調査が可能となりました。合衆国魚類野生生物局のCharlie Pelizzaさんはリリースで「最年長で卵を産んだWisdomだけでなく、彼女の記録を60年以上保管してきた同保護区にも驚いている」としています。

動画のWisdomさん

画像は合衆国魚類野生生物局リリースより

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