うちの母のお弁当、やっぱり面白いですか? 編集部員のお昼を公開【母弁写真2017冬版42枚】(2/2 ページ)
皆さんの反響に一番驚いていたのは母です。
関西弁当
2017年1発目の母弁は、お好み焼きと蓬莱の肉まんという関西の2大名物を集めたお弁当でした。コッテコテ。
よく関東の方は「関西の人ってお好み焼きとご飯を一緒に食べるんでしょう」とおっしゃいますが、関西人全員がお好み焼きやたこ焼きをおかずにするわけではありません。ご注意下さい。
お好み焼きと一緒に持ってきた蓬莱の肉まんも美味です。関東でも冷凍で売っているのでオススメですよ!
誕生日のドームちらし寿司
この日は筆者の誕生日でした。現れたのは巨大なタッパーにのし紙(?)が付いたもの。一体何を企んでいるんだ母。
パカっと明けてみると現れたのはドーム型のちらし寿司。なるほど、丸型のタッパーをひっくり返してドームみたいにしていたんですね。これはアッパレ!
しいたけに錦糸卵、でっかいエビに昆布締めのタイ、そして好物のいくらがデーンと乗っています。どうりで保冷剤が多かったはずですが、おいしいし楽しい誕生日弁当でした。
ミスジだ、松茸だ! 給料日弁当
月末は皆さんお待ちかねの給料日です。この日現れたのは定番のモー太郎弁当。中にはでっかいでっかいミスジの焼肉が入っています。イエェエエエエエエイ!
大正義、お肉です。お箸でリフトしてみるとそのデカさがお分かりいただけると思います。それもこれも真面目に働いているからなんですよ! たぶん……!
そして、お肉とともにお吸い物として添えられていたのは松茸! キング・オブ・キノコ、松茸です。これはお正月前に安かったものをたくさん買って冷凍しておいたのだそうです。ナイス判断、母。
ウナギとアナゴのラブゲーム
つい先日「いつもどんなふうにお弁当持ってきてるんですか? お皿とかは会社置いてあるんですよね」と聞かれたのですが、全て愛用のリュックサックにぶち込んで背負って来ています。
ただしカバンには母が詰めるので、会社に着くまでは「今日は重いな」とか「軽いな」ということしか分かりません。そして重い日にはだいたいアレが入っています。お重です。ウナギとアナゴのハーフ&ハーフ弁当です。
ウナギ弁当に関しては何度かご紹介してきましたが、アナゴさんは新しいですね。肉厚なウナギと違ってふわふわとしたアナゴの食感と皮目の甘みがなんとも言えません。おまけで添えてあったハマグリ汁にはレモンをひとかけ入れると味が締まります。
ちなみにこの椀物も、スープジャーに入っていたものを会社で(自宅から持参した)お椀に移し替えているんです。手間のかかることがウマいんです(ただし料理は作ってはいない)。
ハワイ弁当
テレビでハワイアンなお店を取り上げていたのを見て「うわーおいしそう。食べたい」などと独り言を言った翌日に現れたのは、ガーリックシュリンプ弁当です。地獄耳かよ。
白いご飯にガーリックシュリンプをかけろという指示書が付いていたのでその通りに。すると摩訶不思議、ハワイアンな味です。そしてとんでもないニンニク量です。会社の皆さんごめんなさい。でもプリプリのエビが超ウマいです。スゴイな母、ハワイアンもいけるのか。
史上初? とろろ弁当
ご当地名物の食材を紹介する「ご当地めし」のコーナーを始めようと、各地の名産品を探したころ、静岡産のとっても立派な山芋をGETしたので、「とろろにしてほしい」と母に伝えました。すると翌日お弁当箱にとろろが入っていました。お、お弁当にしてくれたんだね……。
さすが母。「とろろにはコレ」と思ったのか牛タンと麦飯と一緒に入っていました。多分職場でとろろすすったのは全国で私が初めてじゃないかと思いますが、粘度の高いとろろは最高においしかったです。とろろに麦飯って最強ですよね。
と、そんなこんなでお昼ライフを楽しんでいたところ「やっぱり君のお弁当は変わっている」「信じられない」「どうしてこうなった」など編集部内の声が高まり、今回の母弁記事第2弾を発表するに至りました。
これを受けて前回の記事への反響と編集部内での反応を母に伝えたところ「こちらは真剣に作っているが、本来の力を発揮できていない。ぜひ真面目なものを載せてほしい」と母が懇願。ここからは母考案のオリジナル企画、「タイムスリップメシ」をお伝えします。
母考案企画「タイムスリップメシ」
どうも、母です。いつもアレ(娘)がお世話になっています。さて私が知らぬ間に勝手に記事になっていた母メシ、アレには驚きました。だってYahoo!ニュースを見ていたらどうも見覚えのあるお弁当が勝手に紹介されていたのですから。そうと分かっていたらもっと小マシに作ったのに。
それはさておき、今回は私が子供のころに好きだった昭和メシメニューを平成風に作る「タイムスリップメシ」を作ってみました。懐かしんでもらえるとうれしいです。
今ではイタリアンと呼ばれるパスタですが、昔は銀色の鉄皿に乗っていることが多く、イタリア感は全然ありませんでした。とにかくトマトソースがかかっていればイタ飯っぽいので、定番はミートソース。そしてそれにゆで卵とパセリが乗っているのがおなじみでした。
また分厚いガラスのコップにレモンが刺さり、缶詰のチェリーが乗ったレモンスカッシュが子供心にすごくオシャレで、デパートに行くとミートスパゲッティーとともに頼んでいました。デザートにはフルーツとプリンなどがでてきて、これまた気分的にとってもおいしかったです。
そしてこれが平成になると、魚介ベースのトマトソースにペンネを絡めたパスタ、アップルパイなどが乗ったドルチェ、食後は濃い目のカフェラテとなります。
大人になってから昭和メシを食べてみると、お味としてはそんなにおいしくないのかもしれませんが、何となく懐かしい味が楽しかったりします。また平成っ子からすると昭和の食べ物への珍しさがあるようで会話が盛り上がります。たまにはお家で昭和メシごっこも楽しいですよ。
ということで何故か母も乱入した母弁&家メシ、いかがでしたでしょうか。みなさんもぜひ楽しいお弁当&家メシライフをお過ごし下さい! そしてこのコーナー第3弾もあったりするのでしょうか、編集長~!
(Kikka)
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発想の勝利。
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