ニュース

森友学園問題で「忖度」の検索が増加 どんな意味?今年の流行語になりそう?

記者会見などで多用されたことで一気に広がりました。

advertisement

 学校法人・森友学園の籠池泰典(かごいけやすのり)理事長が記者会見で使用した言葉「忖度(そんたく)」の検索人気が急上昇しています。

 “他人の心(気持ち)をおしはかること”や“推察”を意味する言葉で、デジタル大辞泉では使用例として「相手の真意を忖度する」が紹介されています。

「忖度」のGoogleトレンド

 特に注目されるきっかけとなったのは、森友学園への国有地売却をめぐる問題で3月23日、籠池氏が国会での証人喚問に引き続いて臨んだ日本外国特派員協会での記者会見でのこと。報道によると、国有地の売買をめぐって安倍晋三首相の口利きがあったか問われた籠池氏は「口利きはしていない。忖度をしたということでしょう」と答えました。つまり「安倍首相が便宜を図るよう指示したわけではないが、関係者が『首相は籠池氏に便宜を図りたいだろう』と推察して便宜を図ったのだろう」と言っているわけです。

advertisement

 さらに籠池氏は自身に吹いている逆風(本人による現在の状況の表現)について質問されると「今度は逆の忖度をしているということでしょう」と続けて発言していました。

 また外国人記者が多く参加した同会見では「忖度」の表現に通訳の男性が苦心したという報道があるように、英語では直接言い換える言葉がなく、日本語独特な表現であることも相まってネット上などで話題に。

 Twitterではその使いやすさ(いろんな意味を持つ)から「忖度」を多用した内容のツイートが多く投稿されており、すでに「今年の流行語になりそうな勢い」という声もみられるほどに。

Togetterでもいくつかまとめられています
通訳では暗示部分の説明が必要になるという意見も
忖度された
忖度し忖度される世の中
ありえる?

 なお「忖度」自体は以前から報道などで使われており、Twitterなどでは数年前から流行語を指摘する声がありました。

2017年の流行語になるか?

(宮原れい)

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」