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作家・佐藤大輔さんが死去 「征途」など架空戦記で活躍、「皇国の守護者」は続刊予定なし

執筆が途絶えていた「皇国の守護者」は、続巻が出る予定はないとのこと。

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 「征途」「皇国の守護者」「レッドサンブラッククロス」などで知られる作家・佐藤大輔さんが、3月22日に虚血性心疾患のため死去しました。52歳。葬儀は近親者で執り行われました。

代表作の1つ「皇国の守護者」第1巻(中央公論新社)

 ボードゲームのデザイナー、ライターを経て、1991年に「逆転・太平洋戦史」でデビュー。「征途」では太平洋戦争後に分断された2つの日本が対立していく架空の戦後史を描いて評価を確立し、架空戦記作家として活躍しました。

 「皇国の守護者」は2005年刊行の第9巻以降新刊がなくファンの間で未完とされていました。中央公論新社の担当者によると、「シリーズ完結に向け続巻はお願いしており、また、同じ世界で少し時代が下がった水軍篇の構想も伺っていましたが、刊行の予定はなくなりました」とのこと。今年5月には、佐藤さんから最後まで完成した原稿を受け取ったという、「地球連邦の興亡」シリーズの外伝となる「宇宙軍陸戦隊‐地球連邦の興亡」を中公文庫より刊行する予定です。

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3月に中央公論新社から刊行された「地球連邦の興亡4 さらば地球の旗よ」文庫版

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