ニュース

200年にわたる問題を解決か 液だれしないワインボトルを米大学が開発

3年の研究の末、200年にわたる問題を解決するかもしれないワインボトルが誕生しました。

advertisement

 ワインをボトルから注ぐと液だれする問題を解決する方法を、アメリカのブライデイス大学の研究者が開発しました。


液だれしないワインボトル。溝がポイント

 開発したのはワイン愛好家で生物物理学者のダニエル・パールマンさん。3年の研究の末、ワインボトルの口のすぐ下に溝を入れるという方法を編み出しました。

 パールマンさんはワインを注ぐときのスローモーション映像を研究した結果、ガラスは親水性があるため、ワインがボトルの側面にくっついて滑り落ちるということに気づきました。そこで注ぎ口のすぐ下に溝を付けたところ、ワインは溝に遮られてボトルを滑り落ちることができず、ボトルから離れて落ちたとのこと。何度もテストした結果、溝は幅約2ミリ、深さ約1ミリが最適と判明したそうです。

advertisement
従来のボトルとの比較

従来のボトルはワインがボトルにくっついてたれてしまうが、パールマンさんのボトルは溝に遮られてワインがボトルから離れて落ちる

 現在のワインボトルのデザインは1800年代はじめにまでさかのぼります。200年続いたワインがたれる問題が、パールマンさんの研究によって終わるかもしれません。パールマンさんはボトルメーカーと、溝付きボトルのデザインの採用について話しているところです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  7. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  8. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」