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Google、機械学習を利用したお絵かきツール「AutoDraw」公開 線を描くと候補が出てくる

適当な線を引いただけで、きちんとしたイラストを選んで呼び出せます。

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 Googleが機械学習を応用したお絵かきツール「AutoDraw」を無償で公開しました。描いた線をツールが認識し、収録されたイラストの中から“ユーザーが描こうとしたであろうもの”を推測して提案。ざっくりと描いた絵を、アーティストが描いたきれいなイラストに変換できます。へたっぴでもまともな絵に仕上げられる!

ざっくりとネコっぽいものを描くと……
上部にツールからの提案が一覧表示。なぜかカニも提案されていますが、おおむねネコを描いたと認識してもらえたようです
提案のアイコンを選ぶと、雑な絵がきちんとしたイラストに

 描いた絵をAIに当てさせるゲーム「Quick, Draw!」の技術を応用したもの(関連記事)。インストール等は必要なく、PCやスマートフォン、タブレットのWebブラウザ上で使用できます。イラストは「SELECT」ツールで拡大・縮小・回転・移動が可能。塗り潰しや文字入力、円や四角形の描画といったツールもあり、収録されたイラストと手書きの線を組み合わせて作画できます。

一番上のSELECTツールを使い、イラストを選択すると、拡大・縮小・回転・移動ができる
塗り潰しや文字入力といったツールを組み合わせてそれっぽい日常風景を作画。背景のつたない線のみ筆者の手描きです。直線を引くツールがないのが惜しまれる
描き終えたら左上の「≡」をクリックしてメニューをオープン。「Download」を選ぶとpng形式で保存可能。「Share」を選ぶとTwitterやFaceBook、Google+でシェアできます

 色数が少なく、レイヤー機能もないので本格的な作画は難しいですが、簡単なポストカードやちらしの作成には十分そうです。なお、棒人間を描いたらなぜかドライバーが出てくるなど、妙な提案をされることも。こうした意図しないイラストをコラージュしていけば、もしかするとアートに仕上がるかもしれません。

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棒人間を描いても……
候補には“ヨガをしているっぽい人”やドライバー、スプーンなどが表示。人間のイラストはあまり収録されておらず、耳や手足といったパーツのほうが多いようです

(沓澤真二)

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