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区別できねーよ! QRコードをペアで取る「QR神経衰弱」が答え合わせすらスマホ必須

カードをQRコードリーダーで読み取ることで、異常に難しい百人一首も遊べます。

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 キュウリ図柄の「かっぱ衰弱」(関連記事)、クトゥルフ神話カードを集める「SAN衰弱」(関連記事)と、トリッキーな神経衰弱ゲームを手がけてきたゲームデザイナーの中村誠さん(@macogame)がまたやってくれました。今度の新作はQRコードを集める「QR衰弱」です。見分けつかねえ。

うわあ……

 パッケージは10組のQRコードが描かれた、全20枚のカードで構成。ルールは一般的な神経衰弱と同様で、カードを2枚めくり同じ図柄を当てて集めていきます。もっとも、めくったカードが当たりかどうか識別するのもひと苦労。プレイをスムーズに進めるには、QRコードリーダーアプリでの確認が必要となります。「アナログとデジタルの融合!」みたいな売り文句を思いつきましたが、なんか違う気もするので見なかったことにしてください。

「見ての通り一目瞭然!」……じゃねえよ!
答え合わせにスマホが必須

 QRコードにどんな情報が記されているのかも気になるところ。実はリーダーで読み取ると、百人一首の短歌が出てきます。10組のペアを分けて、それぞれを読み札と取り札にすれば、かるた遊びも可能。読み手も取り手もスマホを片手に短歌を確認する異様なスタイルとなります。作者は「慣れてくるとQRコードリーダーなしで取れるようになってきます」と説明していますが、本人の視力と記憶力が飛び抜けているだけかもしれません。

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試しにサンプルを読み取ると小野小町の歌が
実は裏面もQRコードで、読み取ると説明書が出てきます(試したい人はクリックで拡大を)

 5月14日に東京ビッグサイトで開催される、「ゲームマーケット2017春」にて無料配布される予定。前回「SAN衰弱」を配布した際は長蛇の列ができたそうですが、今回は混乱がないよう配慮するとのことです。

(沓澤真二)

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