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ルターになって改革だ! 宗教改革500周年アナログゲームコンテスト優秀作品が発表

「ルターの宗教大改革(仮題)」として商品化され10月31日に発売されます。

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 キリスト新聞社は、今年で宗教改革500周年を迎えるのを記念して公募していた(関連記事)、宗教改革をテーマとするアナログゲームのコンテスト結果を「ゲームマーケット2017春」で発表しました。

 500年前の1517年に、ルターが95カ条の論題をヴィッテンベルク大学の聖堂の扉に提示したことをきっかけに始まったとされる宗教改革。今回のコンテストでは、この革新運動をモチーフにしたカードゲーム・ボードゲームを昨年11月ごろから公募し、3月の締切までに全18作品が寄せられました。

 日本キリスト教会浦和教会牧師・三輪地塩さんら4人の審査員による厳正な審査の結果、優秀作品は砂漠のキタキツネさんによる「宗教改革者たち」に決定。今後ルール調整やグラフィックデザインなどの手を加え、記念日である2017年10月31日に「ルターの宗教大改革(仮題)」として発売予定です。

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砂漠のキタキツネ氏・作「宗教改革者たち」

 同作は、プレイヤーがルターやツヴィングリなどの「改革者」となって、「聖書の翻訳」「説教」などを通じて信者たちの支持を得つつ、それぞれの手法で「宗教改革」を遂行していくといった内容。「異端」も存在し、彼らの誹り(そしり)をかわすといった部分もゲーム性に取り入れられています。

 審査員の三輪地塩さんは、「16世紀の宗教改革運動の香りがしっかりと漂う“コアな層”にも十分満足できる硬派なもの」で、ローマ・カトリックとプロテスタントの分離を助長させるものとならない「高い倫理性」のある作品とコメント。またゲームデザイナーでノンクリスチャンの中村誠さんは、「さまざまな行動を勝利点で表すことで、さまざまな勝ち筋を示し、『if(架空)の宗教改革』を介在させる余地」を持ち、宗教改革をなぞることのできるゲームだと評しています。

(宮原れい)

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