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歩きかたの“クセ”でユーザーを識別 歩くだけで携帯端末の認証と充電ができるデバイスを豪研究機関が開発中

現状では他のユーザーが認証できた回数は100回中13回。精度はまだまだですが、完成すれば持ち歩くだけでスマホの認証ができるかも。

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 歩きかたには人によってクセがあり千差万別。これをスマートフォンなど携帯端末の認証に利用するデバイスを、CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)のData61研究所が試作しました。完成すれば、持ち歩くだけでスマホのロックを解除し使用できることになります。

歩きながらスマホを取り出すだけでロックが解除されることに? 歩きスマホはダメですが

 加速度センサーを用いた「歩行認識」と、「運動エネルギーハーベスティング」なる技術を用いて、人の動きを電気エネルギーに変換。発生したエネルギーの傾向を、個人の識別に用いています。また、エネルギーは端末への充電にも利用できるため、バッテリーに負担をかけずシステムを運用できます。

 屋内外のさまざまな環境で歩行試験を行った結果、従来の加速度センサーだけの認証技術と比較して95%の認証精度を達成。78%のバッテリー消費削減に成功しています。ただ、他者が端末の持ち主の歩きかたをまねて認証を試みるテストも行ったところ、100回中13回は認証できてしまったとのこと。精度についてはまだ改良の必要がありそうです。

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CSIROの発表

(沓澤真二)

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