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『サルまん』の続編『サルまん2.0』が10年を経て初単行本化 突然の連載終了について語った座談会も収録
理由が語られることなく終わった禁断の作品が、まさかの単行本に。
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マンガ『サルでも描けるまんが教室』(通称:サルまん)の続編となる『サルまん2.0』(相原コージ・竹熊健太郎著)が、突然の連載中断から10年の時を経て初めて単行本化された。全8話の他、連載中断の真相について語った座談会などを収録している。
『サルまん』は1990年代に『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載、累計70万の発行部数を記録したギャグマンガ仕立てのマンガ評論書だ。2007年12月から『月刊IKKI』で続編『サルまん2.0』がスタートしたが、8回で前触れ無く終了。理由は説明されず関係者も固く口を閉ざしていたことから、出版界で『サルまん2.0』の名はタブーとなっていたという。
初の単行本では連載内容だけでなく、当時の関係者を集め8時間にわたって敢行した大座談会を収録。連載中断の理由や幻の結末が語られている。他にも読み切りカラー『サルまん21』や旧『サルまん』幻の第1話初期ネームなどあらゆる新コンテンツを収めている。A5判160ページ、価格は1500円(税別)。
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