連載

「告白しようと思ったのに」「なーんちゃって!!」 青春が爆発する高校生たちの恋に笑い泣く マンガ『徒然チルドレン』から『スピカ』週刊少年マガジン×ねとらぼ(1/2 ページ)

「なーんちゃって」と言っちゃったら、後が大変。

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「徒然チルドレン」アニメ化!(C)若林稔弥/講談社

 どこにでもいる高校生たちを主人公にした青春マンガ『徒然チルドレン』(若林稔弥)。やたらドキドキすると話題の同作がアニメ放送を記念して、ねとらぼに期間限定で登場します!

エピソード:スピカ

 二人きりの天文部。笹原は先輩の湯川に毎日「好き」とちゃかしているけど、本当の気持ちは……。タイトルのシルエットが流す涙と、震える笑いがつらい。

天文部の先輩の湯川×後輩の笹原
笹原、沈黙に耐えられない子
冗談じゃなくて本当に好きだったとしても、喜んでくれますか?

 一度「なーんちゃって」とでも言おうものなら、学生時代の3年間はあっという間。道化として時間は過ぎてしまう。そのままフェードアウト……という人は大人でも多いと思います。もう笑顔で泣くしかない。

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 「スピカ」の笹原は、湯川先輩と2人きりの部活で「好きです!」とネタっぽく言いすぎました。言っているのは本当のことなのに、冗談めかしてしまって、本音にならない。

 とはいえ2人きりの部活で慕ってくる後輩女子とか、先輩だってさすがに本心に気付くだろうー?! 自分の制御ができない笹原がかわいくて仕方ないんでしょ、先輩、わかってるんだよ。そうだって言ってくれよ。

 ちゃかしてくる相手が自分を好きかどうかなんて、うすうす気付くものです。そんなのわかってるけど、どっちが先に真面目に切り出すかは、本当に悩ましい。わちゃわちゃしていた関係に、もう戻れなくなるのだもの。2人で笑って、1人で泣いて。

 ぼくは友人に「お前○○のこと好きなの?」と、しかもその相手の前で言ってしまったことがありまして。当然のごとく「いやいやそんな」と返させてしまって、気が付けば彼は自分の恋をちゃかしたまま3年過ごしてしまいました。もう今からでも土下座して謝りたい。ごめんなさいI君……。

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