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漫画家・佐藤夕子が教える「波の描き方」に目からうろこ! サランラップを使った驚きの描画テクニックも

漫画を描くのにサランラップが役に立つとは。

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 漫画「折れた竜骨(原作:米澤 穂信)」や「アルマディアノス英雄伝(原作:高見粱川)」を連載中の漫画家・佐藤夕子先生が、Twitterで「波の描き方」を紹介しています。これなら今すぐ描けそう……?

 ファミ通コミッククリアで連載中の漫画「折れた竜骨」で、海の場面を描く機会が多いということをきっかけに紹介されたテクニックは、フリーハンドで描いた方眼紙風のマス目を目安に、濃淡を付けながら線を書き込んでいくというもの。

 平面的に描いてしまったり、単調になりがちな“波”に、規則性をもたせながら躍動感と立体感を与えることに成功しています。

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まずはフリーハンドで方眼のマス目を描く
マス目を目安に線を描きこんでいく

 佐藤先生によると、「流れや光源をはじめに決めて、影になる部分からペンを入れていくこと」がポイント。

 これを踏まえてあらためて投稿された波の描き方を見てみると、波が大きい部分にはマス目からはみ出すように線を重ねていたり、影の部分には緩やかな曲線が細かく連なっていたりと、繊細な技が光っています。またあえて描きこみすぎないことによって生まれる“余白”が、光や波の割れ目を絶妙に表現していることも分かります。

濃淡に注意しながら線を重ねていくと
超リアルな波が完成!

 佐藤先生はこの他にも、スクリーントーンに除光液を使って雲を描く方法、滝の描き方、雪山の描き方など、さまざまな描画テクニックをTwitterで紹介しています。

 中でもサランラップをクシャクシャにしてからインクを押し付ける方法は、岩肌や宝石の表面の質感を表現できる他、描画時間の短縮にもつながるという目からウロコのテクニックとなっています。

佐藤先生によるテクニック集

滝や川
雪山
岩や割れ目
目安を作ることで描きやすさがアップ
描きたい部分をベタで塗りつぶしてからカッターなどで削り、書き込みを入れる
ラップを何枚か重ねたり、のりや米などを中に包んでぽんぽん押すと良いとのこと
サランラップ活用背景
効果トーンとしても利用可能
時間のかかる点描もあっという間に
原稿を炙るという上級テク
テクニック詰め合わせ

 こうした技を使いこなすには練習も必要ですが、紙とペンさえあれば描けるものも多いので、ぜひ試してみてください。

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(画像提供:佐藤夕子先生

(Kikka)

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