効果があるコウモリの駆除方法は?
住居内に住み着いたコウモリの駆除方法を解説します。
コウモリはゴキブリなどの害虫を食べるため鳥獣保護法で益獣とされていますが、住居内に住み着いたコウモリは早急に駆除したいですよね。捕獲や殺処分には国や都道府県の許可が必要なため、ここではコウモリを追い出す方法をご紹介します。
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コウモリを追い出す方法
駆除するには、最初に住み付いているコウモリを追い出さなければなりません。
コウモリ撃退スプレーやジェル
一時的にコウモリを駆除するには、スプレーが効果的です。コウモリの嫌がるハッカの匂いで追い出すことができます。しかし、効果は数時間なので、コウモリはまた戻ってきてしまいます。スプレーは天然成分でできており、殺傷能力はありません。ですから、何回も噴射しなければなりません。
もっと効果が持続するものに、ジェルがあります。やはり臭いで忌避するもので、トレイに入れて置いたりつるしたりします。約1年効果が持続します。
超音波機器、燻煙剤
コウモリは超音波を出して、反響の度合いで位置を確認します。それを利用して、超音波でコウモリの感覚を狂わせ、寄せ付けないための機器が販売されています。しかし、最初は効果があっても、じきに慣れ、コウモリが戻ってきてしまった例もあります。また、そもそも発信する超音波はコウモリのものと周波数が違うので、効果がないという説もあります。
ネズミ駆除用の燻煙剤も、屋根裏なら効果がありますが、シャッターボックスなどには使えません。住み付いた場所に合った駆除方法が必要です。
侵入されないようにする方法
忌避スプレーなどでコウモリを追い出したあとは、侵入経路をふさぎ、二度と入ってこられないようにしなければなりません。コウモリは1センチの隙間でも入ってきます。こんなところに、と思う場所にもいますから、注意が必要です。
侵入経路の確認
コウモリの侵入経路を見きわめるのは難しいといえます。夕方、コウモリは外に出て行きますが、ずっと見張っているわけにはいきません。糞が落ちていれば、そこに住み着いているということが分かります。しかし、屋根裏の場合は、どこから侵入してくるのか分からないこともあります。
主な侵入経路としては、エアコンのホース、換気扇、雨戸の戸袋、シャッターボックスなどがあります。まずは、そのようなところから点検しましょう。
侵入経路をふさぐ
コウモリの侵入を防ぐには、隙間を埋めるしかありません。市販のパテでふさぐことができます。ただ、通気口はふさぐことができないので、目の細かい金網でおおうとよいでしょう。換気扇は小まめにスイッチを入れ、雨戸やシャッターは面倒でも毎日開け閉めすれば、コウモリが住みつくことはありません。
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