京都でお寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」が開催へ 説法ラップバトルも展開するドープな“寺主制作映画”を上映
ローカルなお寺による自主制作映画が上映されます。
京都の「月仲山称名寺(以下、称名寺)」(久世郡久御山町)にて10月1日、お釈迦さまも驚きそうなお寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」が開催されます。ネーミングからすさまじい破壊力……!
同イベントで上映される映画は、称名寺が製作した自主制作映画ならぬ“寺主制作映画”。同お寺の周辺を舞台に、住職らはもちろん実際の檀家までが出演したローカルなミュージカル映画となっています。
映画のタイトルは「DOPE寺」で、仏教Webマガジン「彼岸寺」の紹介によると、お寺の跡取りの若者が地元で生きる中で感じる閉塞感や葛藤などを描いた作品とのこと。音楽では暗黒舞踊などが使われ、見どころでは住職VS副住職の“説法ラップバトル”という気になるシーンも。拳を挙げて盛り上がる檀家がマジドープ。
称名寺のブログ「寺motto(ジモット)」では、製作内容に関してや撮影レポートなどが記事としてまとめられています。その中で、映画作りの理由について「一緒に何かを作っていく」という体験をお寺のコミュニティーで共有したいという思いがあったと述べる副住職のみずきさん。
有名ではない地方の“ローカル寺”の多くが、平日はサラリーマンをやって休日に僧侶となる「週末僧侶」でなんとかお寺を守りつつ生活を成り立たせているとして、今後続けるためには近隣の方々との「つながり」をより深めることが大切だと判断。他にもさまざまな思いがあり「お寺で一緒に何かカタチになるものを作りたい」と映画を作ることに決めたといいます。
当日は14時から「御忌会法要」、そして15時から「寺主制作映画上映会(30分)」。最後は15時50分から京都のバンドで映画にも出演した”本日休演”によるライブ演奏も行われる予定です。入場無料で、会場は称名寺。詳細はブログで確認できます。
(宮原れい)
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