「FGO」二次創作ガイドラインが初策定 基本は旧TYPE-MOONガイドラインに近いものの、一部変更点も
ガイドラインができました。
スマートフォン用ゲーム「Fate/Grand Order」の「二次創作に関するガイドライン」が初策定されました。合わせて、TYPE-MOONのガイドラインも更新されています。
これまで「FGO」の作品単体としてのガイドラインは存在せず、二次創作にあたっては原作/販売元のTYPE-MOONが定めていたガイドラインが参照されることが主でした。今回策定された「FGO」のガイドラインではTYPE-MOONのものを踏襲している部分も見受けられるものの、いくつか注意すべき点も。
ガイドラインの内容は決して締め付けの厳しいものではなく、基本的にはゲームから「そのまま」丸パクリすることを禁止したもの。画像や映像であればデータのコピー、シナリオであれば「引用の域を超えて」二次創作物にそのまま使うことを禁止しています。逆に言えば、元の画像を参考に描いた絵を描くことや、独自の世界観に部分的にシナリオを引用することはこれまで通り問題ありません。
TYPE-MOONの旧ガイドラインとの違いで目立つのは、「ロゴ、装丁」「同人グッズ」「フィギュア等の立体物」の項目が追加されている点。
「ロゴ、装丁」の項目では、ロゴなどをそのまま(あるいは類似するものを制作して)使用することを禁止しているほか、同ゲームや関連商品に類似した装丁/パッケージを使用することも禁止。「同人グッズ」に関しては、商業目的での制作など、明らかに同人活動の域を超えたものを禁止。また「立体物(フィギュア等)」については当日版権システムによるイベント以外での制作/配布を禁止しています。
特に立体物については、TYPE-MOONの旧ガイドライン「TYPE-MOONの作品で使用された画像を元にした、立体物の製作について禁止する事はありません」から大きな変更となっているので注意が必要。「FGO」のガイドラインだけでなく、TYPE-MOONの新ガイドラインにおいても同様の変更が見られます。二次創作を楽しむ際には、各自ガイドラインをしっかりチェックしておきましょう。
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