8月11日から13日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された同人誌即売会「コミックマーケット92(C92)」にあわせて、JRの大崎駅が電光掲示した画像が話題になっています。これは……月姫!
駅構内のディスプレイにドドーンと掲示されていたのは夜空に浮かぶ月と「大崎」の文字。その下には「コミケを始める」「オプション」「コミケを終わる」の文字が並んでおり、伝説のゲーム「月姫」のオープニング画面をイメージさせます。「大崎」のフォントもちゃんと「月姫」風で芸が細かい。
また、この画面以外にもTIPSとして「オオサ・キリエライト クラス:ヤマノテセン」などの「Fate/Grand Order」(月姫と同じTYPE-MOON制作)ネタも。ファンなら思わず「分かる」と言いたくなる仕掛けが心に刺さってきます。
この様子をTwitterユーザーのしおのん(@Shionon)さんが「大崎駅は何がしたいの」と画像付きで投稿。ツイートは夏コミの盛り上がりに比例するように拡散し、4万8000以上の“いいね”を獲得しました。
他のユーザーからも「大崎駅ノリノリですねw」「オオサ・キリエライトwwww」「月姫+FGOってww」「Fateじゃなく月姫なのがまた濃い」など絶賛されたこの掲示について、JRの担当者にお話を伺いました。
JR担当者に聞く、コミケ×大崎駅
――コミケ期間中の電光掲示がとても話題になっていますね
担当者:ありがとうございます。発案・制作したのはJR(大崎駅担当)の社員で、電光掲示以外にもコミケをイメージしたポスターを7〜8枚コンコースに掲示させていただきました。
――なぜあのような掲示物を作っているのでしょうか
担当者:コミケの開催期間中は、大崎駅からコミケ会場である国際展示場までがものすごく混雑しますので、お客さまに向けた注意喚起や啓蒙の意味を込めて趣向を凝らした掲示物を作っています。
――どんなことを訴求しているのでしょうか
担当者:具体的には乗車マナーを啓蒙するものや、ICカードの事前チャージをオススメするもの、キャリーバッグや歩きスマホ、忘れ物について注意喚起するものとなっています。
――コミケ関連の掲示を始めたのはいつごろからなのでしょうか
担当者:まず2013年の冬コミからポスターの掲示を始めました。昨年(2016年)の冬コミからは電光掲示板とポスターを併用しています。
――最後に、どうして「月姫」を題材に選んだのでしょうか
担当者:デザインした担当者は「今年のコミケのトレンドに合わせて作りました」と言っていました。画面に出ている「大崎」の文字などもオリジナルで手作りしたそうです。
大崎駅関連ツイート
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シャレっ気とセンスが絶妙にマッチした大崎駅の掲示物。次の冬コミではどんな掲示が見られるのか、またコミケの楽しみが一つ増えたような気がします。
画像提供:しおのん(@Shionon)さん
(Kikka)
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最初に発見されたのは2013年8月27日の西国分寺駅でした。