けものフレンズ「監督降板」騒動 KADOKAWA専務が言及 ヤオヨロズと「大きな溝がある」、現在話し合い中
代表取締役専務執行役員の井上伸一郎氏が自身のTwitterアカウントで言及した。
アニメ版「けものフレンズ」を手掛けた“たつき監督”の降板騒動について10月3日、KADOKAWA代表取締役専務執行役員の井上伸一郎氏が自身のTwitterアカウントで言及。アニメ制作会社であるヤオヨロズ(たつき監督の所属会社)と製作委員会の双方と話し合いを持ち、「今後のことについてどうするべきか相談に入った」ことを明らかにした。
“たつきショック”とも呼ばれる今回の事態は、アニメの監督・シリーズ構成などを務めたたつき監督が、自身のTwitterで「けものフレンズのアニメから外れる事になりました」と報告したことが発端(関連記事)。製作委員会(けものフレンズプロジェクトA)はこれを受け、「アニメーション制作会社であるヤオヨロズより8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっている」と現状について説明していた(関連記事)。
井上氏はツイートでKADOKAWAが製作委員会の一出資企業にすぎないことを理由に今まで発言を控えていたことや、たつき監督の功績を大いに認めていることを前置きし、騒動を正確に把握するためにミーティングを重ねていたと報告。ヤオヨロズと製作委員会との間に「大きな溝」があり、「特に『監督降板』の経緯、版権使用についても認識相違があることと、監督のツイッターでのご発言の真意にはそういったことが積み重なったこと」が原因であると、事態の収拾に向けて「今後のことについてどうするべきか相談に入った」とコメントした。
また、井上氏のツイートと時を同じくしてヤオヨロズの福原慶匡プロデューサーも「ファンの皆様にお伝えする事が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。影響の大きさを鑑みて発表の方法に関して協議しておりました。発表を受けて川上社長、井上専務が迅速にヒアリングして下さり今回の発表に至った事を感謝しています」と投稿している。
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